専業トレーダーが陥る罠:甘美な独善的思考に抗い続けるための心得


専業トレーダーの大きな悩みのひとつとして、思考の独善化が挙げられる。


トレードという仕事の全部をひとりで担うため、他者との関係性を必要としない。

サラリーマンからすると、人間関係の心理的負荷からの解放はいいことづくめのように映るだろう。


だが、あの無意味で不毛かつストレスフルなコミュニケーションは、自分の比較優位、比較劣位を常に意識させてくれる。

極端に飛び出た発言や行動は組織の同調圧力に抑制され、結果、自分の思考を常に一定のレンジ内に置くことが出来る。


この圧力から解放された専業トレーダーは、自分で自分の異常な所作に気づき、かつ修正を加えなければならない。

これは、社会的生き物である人間にとっては相当に難易度が高い。


今まで出会ってきた多くの専業トレーダー達は、明らかにサラリーマンとは違う空気を漂わせていた。

彼らの言動は、常識と良識を備えた会社組織では絶対に許容されないだろうと思える人達ばかりだ。


それが個性の範囲で収まるのか、それともサラリーマンの枠さえ超え社会的生き物としての人間の範囲をも超えてしまうのかは、まさに紙一重。

絶対的な判断基準がない故に、日々少しずつずれてきた考え方が、いつしか誰にも受け入れられない独善的思考となってしまった人もいる。


そういう人は、最後の手段として儲けの臭いを漂わせることで人々を誘引するが、その臭いに集まってきた人達の目的は所詮お金だけ。

人としての魅力に魅せられたわけではない。

それらの人々に独善的思考をまき散らし、うたかたの承認欲求を満たすが、心は常に空虚。


自分も一歩間違えれば簡単にその領域に足を踏み込んでしまうだろう。

他者の多様な考え方を受け入れず独善的思考に留まることは、それだけ甘美なのだ。


だからコンテンツ制作においても常に受け手の満足とは何かを考えるし、トレードでも開催するスクールでも集合知をコンセプトに掲げて活動している。


それが功を奏してかトレーダーとして関わってくれる人達も、意外と遠慮なく間違いを指摘してくれたり、気を抜いた発言にはあからさまに首をかしげてくれる。

今の自分が聞く耳を持って、他者の言を受け入れきれているからなのだと思う。


読者がもし最近、自分の言動を正面切って否定してもらえる機会が皆無なのであれば、かなり危険な状況にあると認識すべきだ。

人との関わりからしか価値は生まれないのに、その関係性が断絶しかかっている可能性が高い。


それはすなわち、存在意義なき無価値な人間に成り下がってしまったことを意味する。

お金と引き替えに差し出すにはあまりに大きな代償だ。


それでも甘美で妖艶かつ狭量なる独善的思考の中で生きたいのか。

日々の自問をお忘れなきよう。


【トレードスクール第七期開催への道:BMI23=体重71kg目標】
体重:78.7kg
食事:朝:粉末青汁200cc 昼:コーヒー300cc 夜:納豆3パック、豆腐一丁、根野菜炒め200g、キュウリ300g、粉末青汁200cc、焼酎200cc
運動:背筋:20回×3セット スクワット:20回×3セット


昨日の夕食の納豆や豆腐、根野菜炒めを高級スーパーの成城石井で購入。
値段は2倍~3倍するが、素材の違いは明らかに感じる。
添加物や化学調味料の影響を除去できる安心感も大きい。
朝、昼は食べていないので、その分のお金を夕食に一点集中。
お酒は炭水化物の入っていない焼酎で。