ひとつの卵をひとつの籠に入れる:今一時に賭ける感覚を失いかけた2015年1月のトレード

小食断食株式投資

先日のHITP後の飲み会で、証券ディーラーのKeishiki氏に指摘されたことがある。

それは、売買している銘柄数が多いということ。


あれもこれもと買っていった結果、先週時点で35銘柄までふくれあがっていた。

これは何を意味するのか。


優位性のある銘柄に資金を分散することで、リスクに対するリターンの比率を引き上げられるため、銘柄数を増やすのは合理的だ。

モダンポートフォリオ理論を紐解くまでもなく正しい。


だが、銘柄を際限なく増やしていった今の自分の心理は、己の判断が間違ったとき、そのダメージを極力和らげたかったのだ。

能動的な行為ではなく、恐怖と不安によって買わされた結果の銘柄数といえる。


夕凪さんとの対談で、夕凪さんは最初に大きめのロットを入れるという。

自分もかつては1銘柄の最大許容資金の半分を初動で入れていた。

それが、1/3になり1/4になり、今は1/5にまで落ちている。


個人トレーダーの問題点は、こういった自分のバランスの変化を感知するのが難しいことだ。

恐怖と不安に押し切られても、自分に言い訳をしたり見て見ぬ振りをすればその場は凌げる。

だが、そうやって少しのバランスの変容が積み上がった末、もたらされる結果は悲惨なものとなるだろう。


さらに、再度川田組長の言葉を再掲する。

“確率は10回回ってくる打席で3回ヒットを打てばいいという考え。時間をどんどんうすくしていく。10回のうち3回と考え、100回のうち33回と考える…ただ今一時…この一回という集中力がない…本人にそんな気はなくとも結果的に「機会」を安く扱っている。必死さがない。その機会成就に命を削っていない。それじゃあダメさ…”


究極のトレードを目指す上で最も忌避すべきは、この今一時に賭ける感覚を失うこと。

上質な情報を上質な脳で統合した結果、たったひとつの銘柄だけが光って見える、そんな感覚。

モダンポートフォリオ理論の対極を行く、ひとつの卵をひとつの籠に入れるトレード。


自分は理を超えた世界を覗きたかったのではなかったのか?

長年のキャリアと実績を積み上げてきたサラリーマンを辞めたとき、賢明であろうとすることを捨て去ったはずではなかったのか?

そう自問し、今週一気に銘柄数を13銘柄まで絞った。

今一時に賭ける感覚を失わないように。


(おわり)


【トレードスクール第七期開催への道:BMI23=体重71kg目標】
体重:79.4kg
食事:朝:粉末青汁200cc 昼:粉末青汁200cc、コーヒー200cc 夜:納豆3パック、豆腐一丁、サラダ200g、手作り野菜ジュース300cc
運動:腹筋:20回×2セット 背筋:20回×2セット スクワット:20回×1セット 腕立て伏せ:20回×2セット

アマゾンで頼んでおいたミキサー到着。
早速野菜ジュースを作るも・・・、マズイ!!
飲めたもんじゃない。
野菜をそのまま塩を付けて食べた方がよい。
しばらく試行錯誤。