勝利と安全を同時に手に入れる情弱奴隷思考からの卒業:資産100億プラン始動!!

情報商材を煽り立てて情報弱者に売りつける連中のセールスレターには、気前のよいコピーがこれでもかというほど列挙される。

その中で稼げる(と謳っている)金額に注目してみると、月収10万円~100万円のレンジが多い。


マーケティングのコンサルティング初期に実施するタスク、ターゲット顧客定義。

性別、年齢などのデモグラフィック、嗜好性、価値観などのサイコグラフィック、両面から彼らのペルソナをクリアにしていく。

必要であればリサーチを実施し、因子分析にかけて、固有値の高い潜在因子を導き出す。


DRMではそのペルソナをイメージしながら、彼らに最も響くコピーを効果的に訴求していく。

前述のセールスレターにおけるヘッドコピーに“月収10万円~100万円稼ぐ!”の文字が並ぶのは、それがターゲットの効用関数上最も勾配の大きなレンジだからだ。


自分も、その情弱ペルソナの中にいたのだろう。

ドフリーになってからも、

“とりあえず、サラリーマン時代の月収100万円を確保して、やれる範囲で最大限の努力を積み重ねて富豪を目指そう・・・。”

などという矮小な思考にあった。


客観的にこの男を観察した感想。

“本気で富豪になる気ねーな、こいつ・・・。リアル言うだけ番長だな。”


まずは最低限の経済的基盤を確保し、毎日コツコツ不断の努力を続ければ報われる。

まさに情弱奴隷洗脳思考。


マンガ「銀と金」の中で、理によって戦術を組み立て、期待値不利な勝負を降りた森田の語りを、蔵前は吐き捨てる。

“森田君のいうことは、勝利と安全を同時に手に入れる、一見合理的な戦術に思える。だが修羅場とはそういうものではないのだ。”

次の瞬間、蔵前は、確率的にはあり得ない手をツモ上がる。


飛躍する人間は、勝利と安全が同居できるなどとは考えない。


もちろん、人並みはずれた人物の著書にはそう書かれてあるだろう。

だがそれは、書籍のターゲットが情弱奴隷の庶民だからなのだ。


ターゲットの認知的不協和を誘発する表現は極力避け、読者の現状を追認する耳障りのよい言葉に校正、編集される。

あなたは世界にひとつだけの花なのだと、そのままのあなたでいいのだと。

発行部数がKPIの出版業界から放たれるメッセージを額面通り受け取っている時点で、すでに情弱といえよう。


ということで、月収100万円などという底辺大将の掲げそうな目標は捨て、一声資産100億円でいってみよう!


初期資金3000万、月利5%、税金20.315%で試算してみる。


12年後に達成。

遅くとも50代前半か。

よし、まだ頭もボケていないな。


情弱達が鼻で笑い、“いったいどうやって達成するのだ?実現性の高いプランはあるのか?年利に直すと80%だぞ、現実的じゃない。”とたたみかけてくるくらいの目標がちょうどいい。

“渾身さんなら大丈夫!きっとやれますよ!”などと言われたら、逆に不安になる。

情弱達がクリアにイメージできる目標など無意味。


見果てぬ目標を、しかしクリアに見据えつつ、我が全知全能を駆使した戦略を組み立て戦術に落とし込み、迅速に実行へ移す。

この道程においていかなる修羅場が待っているか、ワクワクするな!!

ククク・・・、狂気の沙汰ほど面白い。