梅原大吾の思考をシステムトレーダーとして解釈:異世界同士の因子分析を試みる(6)
再度、梅原大吾。
ポイント6:本気じゃないものには手を出さない
必勝法と何か?
それは、勝てない勝負をしないことである。
勝てない勝負に徒手空拳で突っ込むのは匹夫の勇。
必然的に勝てる対象の選択によって勝率を高めていく。
勝負対象を決めたら一点突破で突き進む。
問題はその勝負すべき対象をどう見極めるか。
本気で取り組める対象は、結局のところ自分が好きな対象と同義である。
儲けやすいかどうかは二の次で考えた方が、長い目で見たら絶対にいい。
今参加している富豪を目指す会合でも多様な稼ぐ手法が話題に上がる。
実際に取り組んで大金を稼いでいる彼らにも実は悩みがあって、それはまさしくその稼ぐ手法があまり好きではないことに気づいてしまったことだ。
一例をあげると、一番手軽に稼げるセドリ。
最初は自分で儲かる商品を見つけてきて、アマゾンやヤフオクで売るプロセスが純粋に楽しかったそうだ。
当時給料しか収入源のないサラリーマンにとって、月に数万円の利ざやでも、その稼ぐ行為自体がとても新鮮だったからだ。
しかし、技術が高まっていくにつれ、その新鮮さも薄れていき、いつしか単純作業の繰り返しになり興味が薄れていく。
そこで初めて、取り組むモチベーションがセドリが好きなのではなく、単純にお金を稼ぎたかっただけだと気付く。
幸い自分はシストレが好きだし、同じシストレ好きな仲間と過ごす時間もすこぶる楽しい。
最初に株を買ってから15年経過しているが、飽きずに検証作業を継続できる対象に出会えたことは幸運だったと思う。
好きな対象を見つけられれば勝ったも同然。
読者がシストレの検証作業を苦痛に感じているのなら、今一度自分に問うてみよう。
シストレが本当に好きなのかを。
手書きチャートの会に参加する方は、否が応でも自分の気持ちに向き合うことになる。
それだけでも参加する意義は大きいはず。
是非その心持をもってチャートを描いてみよう!


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