梅原大吾の思考をシステムトレーダーとして解釈:異世界同士の因子分析を試みる(5)
再度、梅原大吾。
ポイント5:ある日突然勝てる
人間の成長曲線は自分のツイッターアイコンのようなS字型カーブを描く。
初動はまったくといっていいほど結果が出ないが、適切なトレーニングを日々続けていると、突然成長曲線の傾きが急激に変化する。
これを自分は脳の記憶の特性として理解するようにしている。
脳細胞同士をつなぐ接触部をシナプスと呼ぶ。
そのシナプス結合の数は当該領域の知識の量と比例する。
2個の細胞をつなぐシナプス数は1本。
3個の場合、3C2=3本。
4個の場合、4C2=6本。
5個の場合、5C2=10本。
10個の場合、10C2=45本。
20個の場合、20C2=190本。
50個の場合、50C2=1225本。
100個の場合、100C2=4950本。
このように、シナプス結合の数は細胞の数を超えて加速度的に増加していくのがわかるだろう。
トレードを学ぶとき、①まずは本質的に正しい方法論を学びそれを思考の軸とする。
次に②その周辺領域の知識を貪欲に学ぶ。
さらに、③トレードとは全く異なる領域にシストレのアナロジーを適用して知識を吸収する。
①によって核となる脳細胞を決め、②によって比較的接続が容易な細胞と核の細胞を結合し、そこが固まったらパラダイムシフトを起こすべく他の細胞集団との結合を試みるのだ。
他のスキルや学術分野では、①の体系立てられたコンテンツが提供されているが、トレードの分野は残念ながら個人の経験則に基づく独善的な方法論が幅を利かせており、そもそも学習のとっかかりの段階でつまずいてしまう。
私がトレードスクールを開催する最大の意義は、その最初の脳細胞の核の提供にある。
そして、その核と接続するための周辺素材をふんだんに提供し、意欲さえあればその後自律的にシナプス結合を増加できるまではしっかり面倒をみるつもりだ。
最終的に技術が形になるかは本人次第だが、この世界はあまりに粗悪な素材が多すぎるため、こっそりと出しゃばらせていただく。
一応、平均すると1年かけて8名の実需要が存在するので、今年も彼らとともに私自身もシナプス結合を飛躍的に増加させたいと思う。
コミュ障中年男の道楽として、これほど楽しいことがあろうか。
ということで、第六期の生徒以上に私自身存分に楽しませていただこう!
今週中に案内メールを送るので、脳細胞を沸き立たせたうえで沙汰を待て!


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