自動再生ボタンを自分の手元に取り戻す:デブは確実に現代マーケティングの餌食

いつまでもデブと思うなよ

ダイエットが滞り気味なので、本棚からおもむろに取り出した「いつまでもデブと思うなよ」を再読中。

ちょっと前いろいろとお騒がせだった岡田斗司夫の著書である。


彼が提唱しているレコーディングダイエットにはひとつの真理があると思い、今も続けている次第。


対策を立てたり想像する前に、冷静かつ客観的に現状を把握することを彼は重視している。

レコーディングダイエットでは、具体的なダイエットに入る前に、自分が日々摂取している食品の記録からスタートする。


きちんと記録してみると、自分でも驚くほど多くの食品を摂取している事実に気がつく。

すると無意識が顕在化され、それまで自動的に高カロリーの食品に伸びていた手が、少し低いカロリーの食品を選択し始める。


結果、デブの領域に足を踏み込んでいる人間であれば、記録するだけでも体重が減り始めるという。


自分が専業トレーダーになって特に意識し始めたのも、この無意識の顕在化であったため、なるほどと膝を打ったものだ。


デブはほぼ例外なく食品メーカーや外食産業のマーケティング戦略の餌食になっている。

多角的に浴びせかけられる刺激によってフラフラと高カロリーな食品に手が伸びるのは、本人の意思ではなく、彼らによって自動再生ボタンを押された結果である。


コンビニの照明の明るさひとつとっても、人間の購買意欲が最大化するルクスに設定されている。

コンビニで物を買うほとんどの人間にそんな意識はないが、セルフコントロールができない人間ほど、その照明に確実にコントロールされている。


まさに養鶏場で光を当てられ、ひたすら餌を食べさせられ、卵を産むにわとり状態。


そんな自動再生人間が相場でコントロールされないわけがない。

確実にイナゴとして狩られる。


専業を目指す人間がそれでは終わってしまうと思い、最盛期90kgあった体重を今は72kg前後まで落とした。

結果、自分で自分の生き方を選択している実感を持てるようになってきた。


読者もトレードで結果を残したいのなら、コンビニの照明をきちんとガン見して、自動再生ボタンを自分の手元に取り返そう。

他にもコンビニには自動再生ボタン用の刺激が山盛りなので、しっかり気づく意識で観察してみると面白いと思うぞ。