がなり説法にヒントを得て、上質なトレードの技術向上環境を整備中

ファンダメンタル投資の教科書 足立武志

昨日のHITP第六講の題材であるマルセル・デュシャンのレディ・メイドに関連して、かつて深夜番組ながら抜群の視聴率を誇った「マネーの虎」を取り上げた。


レディ・メイドとは関係ないが、その番組の中で、当時AVメーカーの社長だった高橋がなり氏が“今、自分の主義主張と合わない人間は自分から勝手に離れていってくれる。そういう意味で自分は非常に気楽な生き方が出来ていると思う。”という趣旨の発言をしていた。


人は相手の内面を深く理解して選好を決めない。

相手に付加しているレッテルに反応して自分との距離感を図っている。


高橋氏の発言は、どこまでが本音でどこまでが強がりかはわからない。

だが、世の中に自分の主義を発信して、相手側で自己組織化してくれる環境は悪くないと思う。


今、このブログにおいて、渾身という人間の主義を毎日のように説いている。

自助努力のための良質な素材と捉えてくれる読者はリピーターになり、楽してドカンと大儲けしたい読者は離れていく。

よって、時間経過に伴って、アクセス数の増加と共に、主義との合致の程度を評価指標とした純度も高まる。



高橋氏の場合は、多少なりとも関係性を築いた人達が目の前からリアルに去って行くため、いくら強がってもやはりつらいものだ。

だが、インターネットがインフラとなった現代においては、さほどの傷を負うこともなく自分が望む上質な環境を自動的に整備できる。


投資に対する理解が進んだ今でも“株で生計を立てている”などと言った瞬間、相手との間に、うっすらとした空気の膜が生まれる感覚を覚えた読者も多いはず。

その膜を打ち破ろうと大義を主張すればするほど、その膜は厚く固い壁となる。


トレードの頂を目指さんと欲したとき、その無理解の壁を打ち破るために多大な労力を割くのは不毛。

自分の主義に共感した高みを求める者同士で切磋琢磨できる環境の中で、その技の研磨に入魂した方が遙かに意義深い。


そんな環境を一緒に作ってくれる仲間に、これからも有意義な思考のソフトウェアをオンデマンドで配信していくぞ!