バリュー投資に触れる:ネットネット株を四季報CD-ROMでスクリーニング(2)



ネットネット株とは、バリュー投資の祖「ベンジャミン・グレアム」が提唱した下記の投資基準である。(ネットとは“正味の”という意味。)

( 流動資産 – 負債総額 ) × 2/3 ≧ 時価総額

( 流動資産 – 負債総額 )は「解散価値」と呼ばれる。

もしその企業が事業を継続できず解散した場合に残る資産だ。


まず諸々の資産を売却し負債を返済し、その後に残った資産を株主に分配する。

資産の分配は債権者が先で株主は後となるため、解散価値は別名「株主資産」とも呼ばれる。


係数2/3はグレアムの主観だと思うが、要するに解散価値よりも時価総額がかなり小さければその株は割安と考えるのがネットネット株評価の思想だ。


ちなみに固定資産はソフトウェアや営業権など事業継続を前提に評価されているため、実際に売却する際には二束三文で売り払われる。

このことから、グレアムは固定資産を資産とみなさなかった。


「稼ぐ人の株投資 億超えの方程式2」ではさらに流動資産の中でも換金性の高い資産に絞って評価していた。

商品在庫や仕掛品などは資産から除くという。

逆に固定資産の中でも、換金性の高い投資有価証券は資産に組み込んでいた。


なぜ投資有価証券が固定資産なのかという疑問が湧く。

会計基準上の区分としては1年以内に現金化する予定のないものが投資有価証券で固定資産、1年以内に現金化する予定があるものが有価証券で流動資産となる。

投資有価証券を1年以内に現金に換えたからといって罰則があるわけではない。

違いは、現金化した場合、投資有価証券は特別損益、有価証券は営業外損益となること。

したがって、確かに投資有価証券を資産に組み込むことは合理性がある。


四季報でどこまでできるかは確認できていないが、まずは簡便なグレアムの基準から進めていこう。

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