JPX400新規採用の大本命◎4578大塚ホールディングスと対抗○8515アイフル

今月6月末は、思惑の絶えないGPIFがベンチマークとして採用を検討しているJPX400の選定基準日となる。

ここでの評価を元に8月第5営業日に銘柄が確定し、8月最終営業日に入れ替えが実施される。

決算があらかた出揃ってきたので、確度の高い採用、除外銘柄の予想も出てくるだろう。


それとは別に、かなり前から注目されているのが「4578大塚ホールディングス」。

2010年12月上場のため、初回設定日である2013年6月28日時点で“上場後3年以上”のスクリーニングで漏れた銘柄だ。

その他の基準は十分に満たしているため、採用はほぼ確定的とみられている。



また、別の視点で注目したいのが、スコアリングのウェイトがROEと同等の40%を占める“過去3年間の累積営業利益”。

過去3年の累積なので、2011年に巨額の赤字を出して、それ以降しっかりと黒字計上している銘柄も面白い。


候補としては、「8572アコム」、「8515アイフル」、「8848レオパレス21」など。

今期含めた各企業の営業利益は下記。

8572アコム
2011/3 ▲184,785
2012/3 30,885
2013/3 20,961
2014/3 14,333

8515アイフル
2011/3 ▲24,137
2012/3 16,497
2013/3 14,718
2014/3 22,498
GPIF JPX400採用候補 8515アイフル

8848レオパレス21
2011/3 ▲23,607
2012/3 4,585
2013/3 7,413
2014/3 13,673


この中で大和証券はアイフルを予想しており、本日年初来高値更新とチャートの鼻息も荒い。

おそらく他の基準のスコアがよいのだろう。


我々としては、スコアを独自に出すよりも、予想される銘柄からタイミングを見計らって仕掛けるのが現実的だ。

最悪、採用銘柄が決定してからでも十分収益は取れるだろうから、泰然自若に構えてベストな型が現れたら出動しよう。