ボリンジャーバンドの憂鬱:トレーダーとして戦う武器の原理を理解する(1)


今回の話は、件のカリスマトレーダーが語っていた内容を最新のデータで再検証したものとなる。

以降の話に既視感を覚えた読者は、長きにわたってシステムトレードの研究に勤しんでいるものと推察されるため、素直に敬服の意を表したい。



メジャーなテクニカル分析手法に「ボリンジャーバンド」がある。

たとえば、過去25日の終値の平均と標準偏差を計算し、+2σなら買われ過ぎ、-2σなら売られ過ぎという指標だ。


株価が+2σ以内に95.4%割合で収まるため、それ以上の株価になることはほとんどなく、買われ過ぎと判断、逆張りで売りを仕掛ける。


ただし、ここでその効果のほどを検証するつもりはない。

考えたいのは、そもそもこのテクニカル指標は、前提として備えるべき条件を満たしているのだろうか、という疑問についてだ。


その条件とは「分布の正規性」。

ボリンジャーバンドは、当該株価の終値がなす母集団の分布が「正規分布」に従属していることが絶対条件なのである。

そうでなければ、前述の+2σで95.4%や+1σで68.3%という収束割合が使えないのだから。


下記はTOPIX指数の終値のヒストグラムである。


期間は2008年~2013年。

歪度や尖度を算出するまでもなく、この分布が正規分布だと思う者はおるまい。

つまり、証券会社などが提供しているボリンジャーバンドを使っているトレーダーは、完全に前提の崩れた手法を盲信して売買しているのだ。

知らずが仏だったか。


では、この現実を所与としたとき、なにか打つ手はないのだろうか。

トレードは常に思うに任せぬもの。

そのとき、うなだれて終わるか、喰らいついて考えるか。

勝負の分かれ目だ!

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