梅原大吾の思考をシステムトレーダーとして解釈:異世界同士の因子分析を試みる(4)

引き続き梅原大吾。




ポイント4:大切なことは観念的なこと


誤解を受けそうなフレーズ。


思い返すと自分がトレードスクールに通っていた時、私の師匠の話は非常に抽象的なものが多かった。

システムは単純なものを一つ教えてもらっただけで、あとは価格変動の本質をいろんな切り口で物語る。


彼は天才肌なので、ひとっとびに結論に至ることが多かった。

それゆえに、多くの生徒はその真意がわからず当惑した顔をしていたのを思い出す。

真意は今でも定かではないが、半分は素で半分は結論へ至るプロセスを自分で考えよとのメッセージと捉えた。


卒業後、いろいろ苦しみながらも師匠の言葉を思い出しながら試行錯誤を続けた結果、時間はかかったが利益を上げ続けるシステムの構築に至った。


ただし、私自身はトレードはテクニックを軸に教えるべきだと考えているので、私のトレードスクールでは師匠とは対極の具体的な技術の伝達に主眼を置く。

その具体的なテクニックを教えつつ、ところどころに抽象度の高い話を交えて、帰納と演繹を交互に行き来する授業を心掛けている。


生徒がどの程度真意を理解してくれているかは知る由もないが、師匠同様、いつか気づいてくれればという気持ちで、心に残るフレーズで問いかける。


抽象的に考え、具体的に行動する。

多くのトレーダーは逆のことをするので、定常的に逆の正しいプロセスに引き戻してくれる環境を自分なりに作っていく必要があるだろう。


私も気を抜くと、具体的に儲かる手法に飛びつきたくなる衝動に駆られる。

そんなときは、ウメハラの行動原理や師匠の人を食ったような話を思い出して、抽象思考を心掛けるようにしている。


きわめてニッチなニーズかもしれないが、本質を理解できる人間は限られるので、そのようなトレーダーに向けた抽象度の高いそれでいて心に叩き込むメッセージをこれからも発信していきたい。




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