ドラッカーを超越するマネジメントの原理:価値創造のシステムを使って己の技を高みに引き上げる

今週はお盆休みということでトレードスクールは来週の8月22日となる。


スクール生のディスカッションチャットワークでは、連日フォーマットに基づいたレスポンストレード向けシナリオの書き込みが続いている。


少し気が抜けそうな生徒には、自分がチクりとやって姿勢を正す。

今のところ生徒10名全員が落ちこぼれることなく続けてくれている。

スクール主催者としてはこの上なくうれしい。


毎日仕掛けたり観察している銘柄が生徒間で被ることも多い。

その際の視点の違いは非常に興味深いものだ。


同じ銘柄をトレード対象としても、アクセスしている情報ソース、重要視するデータ、およびその解釈が各々で異なる。

それらが各自の視点の抜け漏れチェックにもなるため、最終的なシナリオに厚みが出て、学びも深くなる。


この仕掛けに追い打ちをかけようと、次回の講義後に有志を募ってレスポンストレードシナリオ検討会の実施を呼びかけた。

多くの生徒が参加を表明してくれたので、当日は大いに盛り上がるだろう。


講義で脳みそが疲れているだろうから、お酒を入れて緩くやる予定。

会場から少し歩いたところには築地市場があるので、買い出し組には新鮮な食事やおつまみを買ってきてもらう。

毎週授業後飲みに行くコストよりも安く済むだろうしな。


トレーダーは孤独である。

特に個人の専業の場合、スキルが高まれば高まるほど孤立の度合いを高める。

高い意識状態を継続し、一定の信頼関係を構築し、かつ近いスキルレベルのトレーダーが身近にいることの方が希だ。


しかし、インターネット環境と基本的なマーケティングスキルがあればこのキセキが実現する。

本気の熱を持ち、お互いが技を高め合えることを喜びとできる仲間だけを濃く抽出してコミュニティを創造できる。


最初は距離感があり、手書きチャートの会で“あやしい集まり”だと感じていた生徒ほど、お互いの相互コミュニケーションを心底楽しんでいるようだ。


当初のカリキュラムとは相当かけ離れ、いろんな企画を思いつきで投げかける。

それでも、人間と人間との濃く熱い関係性こそが価値を生み出す唯一の源泉だという思想は常に通底させている。

そこがブレなければ何をやってもいいと思っている。


読者も、本気で学ぶべき場がないと籠もって悶々とするくらいなら、自分から赴いて自分らしい価値創造のありようを世に問うてみてはどうか。

その思想が原理原則を外していなければ、必ず呼応してくれる仲間がいるはずだ。


ドラッカー超えのエッセンシャルマネジメント。

その本質は至ってシンプルなのだから。