日本取引所グループ、東京証券取引所及び日本経済新聞社は2013年11月6日、共同で新たな株価指数を開発したと発表した。

指数の名称は「JPX日経インデックス400」。

日経平均やTOPXと比べて際立つ特徴は、選定基準に「ROE」を用いていることだ。

詳細は次回以降調べてまとめよう。


さて、今回調査をしようと思い立つきっかけとなったのは2013年11月19日の下記記事。

少し長いが引用する。

———-《@niftyファイナンスより引用》
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)など公的年金の運用機関について、政府の有識者会議は20日に最終的な報告書を取りまとめる見通し。
来年4月から基本ポートフォリオに占める株式の割合が引き上げられるとみられ、資金流入期待などが主要銘柄への物色につながりそうだ。
とりわけ、市場の期待が高まっているのが、先日発表された新株価指数「JPX日経インデックス400」への即時見直しの可能性。
TOPIXに含まれていない楽天、フィールズ、セリア、ガンホーといった銘柄への資金流入期待が膨らんでいる。
ただ、最終案の大まかな内容が報じられており、即時見直しはなさそうとのこと。
期待が高まっていた銘柄は失望につながる可能性。
反対に、日経平均に採用されていながら、JPX日経インデックス400から漏れている銘柄には、買い戻しなどが入りやすそうである。
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つまり、新指数のJPX日経インデックス400に組み込まれる期待で上昇した銘柄がベンチマークの即時見直しの可能性がなくなったことで失望売りが出る。

逆に新指数から外れる銘柄は先に売り込まれていたため、買戻し需要が発生するのではないかという仮説。


検証自体はそれほど難しくなさそうなので、脳内に新概念を刷り込む意味でも調べてみよう。


こういったなんとなく納得できるが裏が取れていない情報は取扱注意。

投資系でばらまかれている情報は、誰も検証しないだろうと思っているのか、大半が無責任に言いっぱなされたものばかり。


とはいえ、構えができていれば意外なヒントも与えてくれるため、彼らの発言を非難ばかりして遮断するのはもったいない。

他人の意見は盲信せず、検証可能なものをしっかり検証し、シストレ脳を鍛える素材にしよう。


溢れかえる情報との付き合い方もまたシステムトレーダーに求められるたしなみ。