トレードスクール第六期第四講 基礎分析 ~理論編~ 終了


雨の都内、ビジネス街茅場町の会議室にて第四講基礎分析の講義となった。

本講義は、データサイエンティストとしての自分が主導権を取れるものであったため、自信を持って授業を展開できた。


分析とは何か?

用語の定義から、本質となる2つのポイントをくどいくらい何度も生徒の頭脳にたたき込む。

定量分析の手法は様々存在するが、結局集約するとその2つに収斂する。

逆に言えば、そのポイントを常に意識してデータと向き合うことで、格段に情報抽出の精度は高まる。


クロード・シャノンの情報理論、プロ野球データを用いたテンドログラムなど、同義の話を角度を変えて、生徒の脳に傷をつけて回った。

集計の3要素、グラフの5パターン、徒手空拳では無限の広がりがあると思われている資料の整理の技法も、シンプルなポイントに収斂させる。


それを踏まえての実習を各自のノートパソコンで実施した。

初見ではさすがにすべてを腑に落とすことは出来ないだろうから、提供するパワポ資料を何度も読み込み、わからなければ質問するなどして必ず自分のものにしよう。

システムトレーダーの99.9%が意識していない本質なので、そこを押さえるだけで筋肉質で圧倒的なシステムの土台を築けるだろう。


授業終了後は、宴会部長のアシスタントが飲み会をみんなに呼びかける。

過去のスクールでは、こういう呼びかけに反応が悪い期もあったのだが、今期は完全に例外。

自分と肩を並べるほどのコミュ障の生徒も嬉々として参加してくれた。


本気で取り組める大好きなトレードを肴に上質な人間たちが集まれば、性格など関係なく豊かな時間が過ごせる。

普段、死んだ魚のような目をしている人間に囲まれている生徒ほど、この異質で心地よい空間は今後の生きる糧になるのではないかな。


斜に構えて世の中をのぞき込み、自ら社会との距離を取りたくなったとき、このスクールのことを是非思い返してほしい。

この最高の空間を共有した経験があれば、自分次第でいかようにでも世界は楽しめる、そう思えるはずだ。


さあ、いよいよ次回以降、ガッツリ儲けるシステムの構築にはいる。

気合い入れてついてきなさい!