システムトレード技術製錬のための究極ノウハウ:継続できる自分を作り上げる(2)

課題図書では「アンカー」と「トリガー」の概念が出てくる。
人間が感じる何かしらの刺激と成功体験を結びつけ、刺激によって成功体験を呼び覚まし、最高のパフォーマンスを能動的に発揮しようという方法論だ。
刺激がトリガーで成功体験がアンカーの対象にあたる。
我々は心身共にバイオリズムが存在するため、モチベーションが下がったタイミングで高いパフォーマンスを求められることも少なくない。
自分もかつては毎週クライアント先で分厚い資料を手にプレゼンを行っていた。
生きていれば誰しも悲しみや不安、恐怖に襲われるし、そんな最悪の日に狙ったかのように打ち合わせの日が重なることもしばしば。
それでも高いコンサルティングフィーをもらっているので、「今日は気分が乗らないのでこのくらいで勘弁してくれ」とは口が裂けても言えない。
当時はアンカーやトリガーの手法を知らなかったため、前日に死んだ魚の目をして睡眠時間を削りプレゼンの練習を繰り返した。
それによってイメージを作ると同時に不安を払しょくする。
方法論としては間違っていないが、これではあまりにも消耗が激しい。
そこで苫米地博士の登場。
まずトリガーとなる刺激は音楽、それもBGMが最適だ。
動画の方が情報量が多く刺激が強いが、視線が拘束されるため、例えば目的の会場へ歩いて向かう際などには利用しづらい。
また、声楽は言葉の意味に気がとられるため、クリエイティブな作業時には不向きだ。
どうしても声楽を使いたい場合は、カラオケにするといいだろう。
人間の五感、触覚、味覚、嗅覚、視覚、聴覚で、自分なりに納得する感覚でよいとは思うが、汎用性と刺激の強さを考え、自分は聴覚を選択した。
次に成功体験は、文字通り過去の成功体験を洗い出してみよう。
クリアな成功のイメージができたらトリガーとなる音楽を聴く。
これを繰り返しながら、音楽を成功体験にアンカーリングする。
ある程度刺激と成功体験が同期できたら、次は比較的簡単に成功できる作業を行う前に音楽を聴き、その作業を成功させてみよう。
これらを繰り返すことで、成功体験と音楽とが双方向に結びつく。
ちなみに、自分は今このブログを、トリガーとなる音楽を聴きながら書いている。
その他の注意点は、音楽は気持ちを乗せていくものなので、アップテンポな曲にした方がよい。
また、できれば過去の原初体験に紐づいている方が、長期にわたって脳に存在していたため、トリガーとしては堅牢だろう。
継続できる自分を作り上げる。
人類の大半が身に着けられないこの状態を手にしたならば、実現不可能なことはもはやない。
システムトレードを学ぶ準備として必ず習得すべきノウハウだ。
スクール生はその意図を理解して課題に当たること。
読者へも方法論は示した。
効果はこのブログの継続をもって実証していく。
あとは読者の行動あるのみ。
継続できる自分を武器に、これまでの不可能をどんどん可能にしていこう!


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