トレードスクール第六期(準備編3):新講義‐現代マネタイズエンジン構築法‐(2)


ふたつめの理由は、収益を生み出す広義のシステム構築を考えたとき、システムトレードと独立性の高いマネタイズエンジンによるポートフォリオ組成は理論的にも心理的にも合理性を持つ、との考えによる。


労働者として働きながら兼業トレーダーを続ける様々な人達と対話したとき、共通する悩みを一様に吐露する。

仕事はやめたいのだが、専業トレーダーになると収入が不安定になるのでなかなか踏み出せない、と。


自分も若かりし頃、フリーランスで人月計算の仕事を受けていたことがある。

クライアントへの売値の半額をもらう契約だったので、1人月200万円の場合は100万円、300万円で売れた場合には150万円と、額面は悪くない。


だが、プロジェクトは通常3ヶ月あり、翌月締めの翌々月支払と、見積もり書を発行してから実に5か月もの無収入状態が続く。

その間、家賃や食費などの生活費や社会保険料、国民年金、税金など、銀行口座から次々とお金が減っていく。

5か月後に300万円の入金があるとわかっていても、体験した者にしかわからない、えもいえぬ不安が日々つきまとう。

当然、次の仕事がもらえる保証はない。


30万円でも毎月銀行口座に入金されていた頃の安心感を再認識するとともに、自由とは不安を受け入れる代償なのだと肌身に染みた数年間だった。

副産物として、ボラティリティが高いオプションのプレミアムが高額になる原理はそういうことなのだと、フィッシャー・ブラックもマイロン・ショールズも語りえない崇高な学びを得た。


そんな経験があるから、専業に踏み切れない彼らの気持ちはよくわかる。

そこで、件のマネタイズエンジンの提案となるわけだ。


だが、システムトレードもマネタイズエンジンも、片手間で構築できるほど甘いものではない。

スクール期間中はシステムトレードに集中してほしい。


システムトレードへの確信を得、未来の自分に対するイメージがクリアになったとき、このマネタイズエンジンがその未来の構成要素のひとつとなるならば、そのとき是非取り組んでみよう。


まずは言い出しっぺの自分が、投資を続け傷を受けながら先陣切って道を作る。

そして、富豪の会の先生同様、リアルタイムで結果を見せようぞ。

第六期だけの一粒で二度おいしいオリジナルコンテンツ、是非ご堪能あれ!