株式システムトレードにおけるユニバース選定のもつ真の意味

株式システム構築におけるユニバース選定の重要性に気付いたのは3年位前だろうか。

初見は例のカリスマシステムトレーダーがリターンリバーサル戦略を解説していたDVDだったように思う。


その際、“マーケット”、“セクター”、“サイズ”を取り上げていたため、それですべてだと勘違いしていた。

恥ずかしながら“スタイル”の概念がぽっかり抜け落ちていたことに気付いたのは、つい最近のことだ。


金融業界の外にいるメリットも多々あるが、こういう基本的な概念がいろいろ抜け落ちるのはやはり大きなデメリットだと感じる。

是非中の人と仲良くなって勉強会でもやりたいところ。


さて、スタイルの一番大きな区分けは“バリュー”と“グロース”になる。

それ以外にも“シクリカル”や“ターンアラウンド”を入れることもあるらしいが、TOPIXのスタイルインデックス区分ではバリューとグロースの2つとなっている。


リターンリバーサル戦略が機能する根拠は、ユニバース内の資金還流にある。

たとえば、あるファンドにおいてトヨタを売った資金は自動車セクター内の銘柄買い付けに充当され、決してキヤノンやソフトバンクには向かうことはない。


同様の原理がスタイルにもいえるはずで、TOPIXスタイルインデックスにおいてバリューに区分された銘柄を売った資金は、グロースには向かわずバリュー内で還流する。


トレードシステムが機能する絶対的な条件のひとつは「データの定常性」であることは論を待たない。

データサイエンティストの顔も持つ私が、なぜそれほどまでにユニバース選定にこだわるのか。

ここを考え抜くとシステムの堅牢性を担保する光明が見えてくるだろう。


列氏の故事成語「杞憂」において杞国人は天が落ちてくるのを憂えたという。

同様に、明日にも自前のシステムが機能しなくなると憂うるのは大半のシステムトレーダーの宿命とも思える。

しかし、このユニバース選定の真意を理解すれば、その憂いが心理的、実益的にも相当に軽減される。


これ以降は自分の頭で考え抜いてみること。

さすれば、いずれシステムトレードの神髄に開眼するのではないかな。


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