適時開示情報から儲けの種を探る:自己株式の取得方法(2)


自己株式取得のIR資料をつらつら眺めながら様々な角度から思考を張り巡らせる。

機械にはできない、あるいはプログラムが困難な作業を意識しつつ、人間の認識能力の優位性が発揮できるかを考えながら検証にあたることが重要。

プロ棋士が本因坊秀策の棋譜を一手ずつ並べながら熟考するがごとく。


気付いたのは、取得方法の部分で主に4つのバリエーションが存在する点。

①記述なし
②信託方式による買付
③市場買付
④相対取引


①は自己株式取得のみを宣言して、取得方法は都度開示する。


②は企業が信託銀行に委託して必要な株を買ってもらう。

企業が直接買うことも可能でありながら、なぜあえてコストをかけて委託するのか。

それは、自ら買い付けようとするとインサイダー取引を防止するため様々な証券取引法の規制を受け、オペレーションが煩雑になるのと、意図せず法に抵触するリスクの回避が主たる目的。


③は(東証)市場を利用して自己株式の取得する方法。

これにもバリエーションがあある。

1.オークション市場における単純買付け
2.事前公表型のオークション市場における買付け
3.事前公表型のToSTNeT-2(終値取引)による買付け

市場の厳格なルールに基づいて買い付けるため、法に抵触するリスクはない。


1は立会時間内における、不特定多数の株主を相手にした取引。

2は立会時間内における、特定株主をメインにした取引だが、他の株主も参入可能。

3は前日、当日前引け、当日引けの株価で立会外での取引。

取引規模や特定株主の有無を勘案して、どの方法で取引を行うか決める。


④は文字通り、特定の株主との1対1の取引。

市場を通さないため、直接的な需給には関係しないはずだがどうか。

固定株とみなされる株主かどうかで微妙に違うかも。


同じ自己株式の取得にも上記のようなバリエーションがあり、直近の株価へのインパクトも異なると考えられる。

幸い十分なサンプル数が確保できるため、パターンごとに層別化して検証してみると面白い結果が出るかも!?




2 Responses to “適時開示情報から儲けの種を探る:自己株式の取得方法(2)”

  1. ヒロ より:

    念のため確認させていただきたいのですが
    手書きチャートの会の参加費振込の案内が来たのですが
    メールの発送元がgmailからきております。
    これは渾身さまが出されたメールで大丈夫でしょうか?
    確認取れ次第振込をさせていただきます。

    • konsin225 より:

      ヒロさん

      こんにちは。

      手書きチャートの会参加申し込みありがとうございました。

      おっしゃる通り、Gmailから案内をお送りしています。

      よろしくお願いします。

コメントを残す

サブコンテンツ

本ブログ主の取り組みなど

【コンテンツ企画「天地万有」】
大盛況の中終了!
次回企画や過去企画コンテンツのご案内はメルマガのみでお伝えします。
少しでもご興味のある方は登録してお待ちください。
この企画の詳細はメルマガにて!

【トレードスクール座談会】

この会のつづきはメルマガにて!

イベント投資の第一人者「夕凪」さんの思考と技術に渾身が鋭く切り込む音声対談。 明日から直接使えるテクニックや専業トレーダーとしての心得など、何度も繰り返し聞いて欲しい内容が満載。 トレードスクールの座談会として実施した企画でもあるので、その熱の籠もった雰囲気も同時に楽しんで欲しい。

※各種企画は基本メルマガで告知し募集をかけます。ちょっとでも興味のある方は是非メルマガに登録の上、その沙汰を待て!

トレードスクール需要調査経過

システムトレーダー兼コンテンツマーケター兼データサイエンティストがお送りする超上質な講義とハイレベルで情熱的な仲間が集う日本一の学び舎
「HighFAIトレードスクール」

スクールカリキュラムのご案内

第八期開催の需要調査を実施中!
「トレードスクール需要調査」

次期開催希望者 4名/16名

開催希望者が16名に達し次第オリエンテーションを実施します。 本物の学びを得、トレーダーとしての飛躍を遂げたい方は是非!

過去のトレードスクールの模様

HITPメンバーブログ

Factatics_Fund
現役トレーダーが熱く語るハイレベルトレード術
週株!TAのイベントトレード研究所
イベント投資(株主優待投資法など)を検証研究しているブログ

このページの先頭へ