最短最速でトレード技術を引き上げる方法:時代の考証は最高のスクリーニング機能

朝30分トレードに移行したので、1日の使える時間が4時間30分増えた。

昼休みの1時間も精神を休めるために使っていたため、実際には5時間30分か。


毎日惑い続けているのに、今年早くも不惑の歳を迎えた。

急いでしっかりとした自分軸を確立するためにも、この時間を最大限有効活用したいところ。


とりあえず、9時30分から風呂に入った後、近所のカフェやマックに出かける。

あえてスマホとノートパソコンを家に置いたまま、気付きノートと筆記用具、読むべき書籍だけを持参。


活字の一字一句を噛みしめながら、著者との対話、ひいては自分との対話を促す。

速読やフォトリーディングなどさんざん試してみたが、自分にはゆっくりじっくり脳に染み渡らせるスタイルが合ってるようだ。


入力する概念の独立性を担保するため、平行して複数冊を読むようにしている。

今は、安宅和人「イシューから始めよ」、大井正と寺沢恒信の「世界一五大哲学」、ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」、梅原大吾の「勝負論」、米澤穂信の「満願」あたり。


各書籍に書かれてある独立概念を抽象化して共通性を見いだせた瞬間はすこぶる楽しい。

その抽象概念を改めてトレードに適用することで、結果的に豊潤なトレードシナリオを組み上られるようになる。


その場の思いつきのような、射幸心を煽るだけの“誰でもラクラクドカンと大儲けトレード本”は正直底が浅い。

それよりも、多数の人間の支持を得ていたり、時代の考証を経た筋肉質な書籍から概念を獲得した方が、結局トレードの技術の進歩も早い。


そんな当たり前の事実、あるべき学びの指針を、次回トレードスクール第三講にて展開する。

授業終了後、生徒達はきっと、課題図書として出す「ファスト&スロー」を貪り読み、カーネマン博士と対話しているに違いない。


そんな夢想をしながら、今日もしっかりと講義の準備を楽しむ。

トレードスクール資料準備