本日は元旦ということで、嫁さんの実家に泊まって久しぶりに紅白などを見ていた。

その後、カウントダウンのタイミングで近くのこじんまりとした神社にお参りに行き、消防団が用意してくれた甘酒を飲んだ。


翌日の午後、高幡不動という、土方歳三が祭ってある神社にも行ってみた。

例にもれず恐ろしい数の人の波を見たとき正直帰りたかったのだが、周りの空気を読んで並びお参りを済ませた。


今年は飛躍の年と位置付けているのでそのあたりを幕末一の堅物である鬼の歳三さんにお願いしてきた。


並んでいる最中にふと思ったのが、こんな無料の神社に長時間並ぶ人間が果たして世俗から突き抜けることができるのだろうかと。

統計的な裏付けもなく、むしろこの時期ハワイやグアムに行ってる連中の方が成功者であることを考えると、この行列に並ぶこと自体一般大衆から抜け出せなくなるマインドを強化しているのではあるまいか。


年収2000万以上の人間は日本では0.4%だといわれる。

労働人口で割ってもおそらく1%程度だろう。

つまり、100人中1番になって初めて富裕層へのスタートラインに立てるのだ。


残念ながら私の家は両親が同時期にリストラ&倒産に遭うという貧しさ満点の家庭だったため、勝つ側の思考に触れる機会がほとんどなかった。

田舎の村社会ともあいまって、100人中99人が大過なく過ごせる常識を長年浴びつつけることになり、東京で突き抜けた連中と出会う機会があっても同じ空気感を共有できずにいた。


自分が深く関わっている周りの5人の平均年収が自分の年収といわれる。

その考え方を支持するならば、サラリーマンをやっていてはいつまでたっても年収1000万に突破不可能な抵抗ラインが存在してしまう。

はっきりいって、家族持ちサラリーマンの年収1000万は可処分所得ベースでは貧乏人クラスターであり、本気で生きた対価としてはあまりにもショボすぎる。


貧乏による苦労がネガティブな感情しか生まないことはいやというほど体験してきた。

貧しさは人間同士の関係をズタズタに切り裂き、豊かな感受性を枯葉剤のごとく根絶やしにしてしまう100%の完全悪だと断言する。

なにがあっても絶対にあの頃の貧乏生活には戻りたくない。





と、このような強めの表現に嫌悪感を覚えたのなら、読者は間違いなく100人中99人の被搾取側のクラスターに属している。

持つものは秘して語らず世の現実とゲームのルールを理解し、搾取システムの存在を被搾取者に知られないよう日々そのシステムに磨きをかけ続けている。

ヒストリカルデータをこねくり回して過剰最適化に頭を抱えている読者よ、いい加減気が付かないといけない。


せっかくいい国いい時代に生まれてきたのだから、最低でも年収1億のなんちゃって富裕層の世界くらいは覗いてから死にたいと本気で思っている。

読者が頑張って取り組んでいるシステムトレードにはその可能性が十分あるのだ。


今年は是非一緒に突き抜ける確かなきっかけを得て、共に収入の平均値を引き上げる仲間となろうではないか!