目指すべき目標の変容:大学時代から20年経過した今、トレードとの向き合い方を再確認する

相場師のための独学力

大学時代の部活仲間である友人の結婚式も無事終わり、本日東京へ戻ってきた。

同期の友人達とも何年ぶりの再会だっただろうか。

初めて出会ってから20年以上になるが、気の置けない古き良き友と語らい合う時間は、あの頃の最も感受性の高かった青春時代を呼び起こさせてくれる。


薬院での結婚式と披露宴終了後は、みんなの思い出の詰まった天神親不孝通りや中洲の屋台街を飲み歩き、バリ固の長浜ラーメンを血糖値無視でひたすら食べ歩いた。


一方で、自分の変化を感じた時間でもあった。

彼らの近況を聞くと、サラリーマンが大半で、後は警察官、郵便局職員、市役所職員などの公務員をやっており、年齢的にも要職に就いている者も多い。

ひとりだけ、IT関連のフリーランスとして個人事業主で働いている者がいた。


“お前何やってんの?”と聞かれて、少し答えに窮する。

株とアフィリエイトとスクールなどで食い扶持をつないでいると素直に答えた。

最終的には株で巨万の富を得る予定だと。


みんな、ポカンとした顔つきをしており、恐らく言っている内容はほとんど理解出来なかっただろう。

批判する者はいなかったが、大丈夫か?と心配する者はあった。


“九州の頂点を目指す”という、鬼神島津義弘ばりの目標を掲げて、毎日明け方から夕暮れまで、共に練習に明け暮れた仲間達。

20年の年月を経て、ひとりだけ目指すべき目標が質的に変容したかのような感覚に陥る。


だがそれは、自らが望んだ変化の胎動を感じる瞬間でもあった。

昔話に花を咲かせる時間は掛け値なく楽しいが、指向する未来は、定められた社会制度の枠内で頑張る彼らとは既に異なっているのだと。


福岡藩祖黒田如水が、きびすを返して江戸へ攻め込み、天下を引っ繰り返す。

次回彼らと相まみえたとき、そんな胸のすくような結果を引っさげ、であい橋を横一線になって、また渡り歩こう!