会社四季報2014年1集新春号(2013年12月13日発売)アナウンスメント効果検証(2)
続いて、PBRと割安株投資の飛車角をなす「来期予想PER」。
時価総額を来期の最終利益で割った値。
株価が利益の何倍まで買われているかを示す。
視点を変えると、“投下した資金を何年で回収できる”かを表している。
この値が大きければ回収に時間がかかるため、割高と判断できる。
したがって、来期予想PERが高ければリターンはマイナスで推移し、低ければプラスで推移するはず。
今回のサンプルの中央値は21倍。
キリのいいところで20倍以上(割高)、未満(割安)で区切ってリターン推移を見てみる。
以下が検証結果のリターングラフ。

20日経過後あたりで割安な20倍未満の銘柄が最大2%程度アウトパフォームしているように見えるが、この程度のエッジにベットする気にはならないだろう。
おわり・・・といいたいところだが、PERを理解している方は“業種によって大きく異なるので業種で層別化してみるべき”と指摘するだろう。
確かにその通り。
たとえば、近い将来オリンピックや復興政策などの恩恵を受ける建設業と斜陽の電気機器を横並びで比較するのは合理的ではない。
このあたりに関しては、動画であーでもない、こーでもないとやった方が読者の頭にも入るだろうから、近日他のファクターも含めて試行錯誤動画を録画予定。
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