HighFAI検証チーム自社株買い検証経過報告:上質な仲間と組む多大なる効用

先週日曜日に、スカイプでキックオフミーティングをHighFAI検証チーム4人で行った。

検証テーマは「自社株買い」。

音声の聞き取りづらさがあったが、おおむね趣旨は全員に伝わった模様。


で、昨日までで適時開示情報に記載されてある基本的なデータを手分けして入力していった。

今週日曜日に向けては、統合されたデータを全員でいじってみて、検証すべき判別ファクターや時間軸の再検討などを行う予定。

ちなみに現段階のシングルファクターベット状態で下記のパフォーマンス(TOPIX差分リターン)。

自社株買いイベントの損益曲線

おおっ!これはなかなか期待が持てるんじゃないか!?


今回、メンバーが第六期生および第六期アシスタントということで、授業で使ったエクセルファイルのフォーマットを使い、スムーズに意思疎通と役割分担ができた。

まったく素地の違うトレーダー同士だと、そこを合わせるのが一苦労なので、考える基盤や手法の基礎が共有されているというのは思いほか大きいものだと感じた。


チームで検証するメリットとしては、自分にないアイデアが集まったり、ひとりの作業が大幅に減少することが挙げられる。

さらに別の効用として、作業をきちんとやりきる緊張感を得られる点は見逃せない。


ひとりで検証作業をしていると、最後までやり抜くモチベーションの維持が難しいと常々感じていた。

特に、初動の検証で結果が出なさそうだと、なかなか作業の手が進まないものだ。


これがチームだと、いい意味でお互いの目を気にするため、与えられた作業を期日までにしっかりやり抜くことが出来る。

人間が社会的な生き物である特性を活かすのも、社畜時代に学んだマネジメントスキルだ。


さて、実は今回の一番の驚きは、メンバーのひとりであるセクシー経理部長(←自分が勝手に付けているあだ名で、誰もそんな呼び方はしていないのでご注意を・・・。)が企業IRや財務関連のものすごい知識を持っていたことだった。

よくよく考えると経理の仕事を専門にやっているのだから当然といえば当然なのだが、トレードスクールではどうしてもプロのディーラーや専業トレーダーの発言力が大きくなるため、なかなか気付けなかった。(すまんな、セクシー・・・)


それが、スクールを卒業してその能力の高さを知った次第。

判別ファクターのアイデアを、企業リリースの特性やP/L、B/Sの観点から湯水のごとく出してくれる。

10月25日に開催するリアルミーティングで、一度そのあたりの基本的な講義でもして貰えないかと勝手に考えているところ。


上質な仲間と大好きな対象に対して真剣に向き合う。

これは既に、儲けるための手段というよりも、生きる目的とさえいえるのではないだろうか。

そんな時間を過ごすために人は生きているのだと。


ということで、作業は大変だと思うが、是非この自社株買いイベントをHighFAI検証チーム4人でしっかりとしたトレーディングエッジに昇華しよう!