トレードスクールの需要調査が既定の人数にほぼ達しそうなのと、キリのいいところで四月中にはスタートさせたいので、第六期のカリキュラムを考えてみた。

一年以上待たせている方もいると思うが、モチベーションはまだ残っているかな?


カリキュラムはまだまだ思いつき段階なので、相当な変更があると思ってみてほしい。

第五期までは第一期のブラッシュアップだったが、第六期はゼロベースで考え内容を大幅に変えていくつもり。


「普遍とは流転」の記事でも書いたように、普遍のシステムとは流転のシステムであるため、自分自身も日々変化していくべきだと考えた。


また、同じカリキュラムだとどうしても緊張感が薄れるため、生徒の心に叩き込む授業が展開できていないなと感じることがこれまでにも何度かあった。(すまぬ・・・。)

教材や話す内容を完全に一新することで、自分自身も展開が読めない授業になるだろうし、中途半端な準備はできなくなるため、よい意味での緊張感を持って取り組めるだろう。


内容の大きな変更点は、まず分析対象を先物・オプションから個別株に変更した部分。

個別株の方が実はクリアなトレーディングエッジを見つけやすいため、特にシストレ初心者の教材としては適切ではないかと考えた次第。


また、システム構築法もパターン認識からファクターベットの手法に切り替え。

新たな手法は判別ファクターとリターンの因果関係を記述できるため、システム構築のプロセスを説明しやすいのと、なにより構築したシステムを自信をもって運用できるようになる。


加えて今回はより実践に重きを置き、ワークを多く取り入れて生徒にたくさん手を動かしてもらおうと思っている。


個人的にも史上最高品質のスクールにするつもりであり、また、日本において他に類を見ない興奮と感動をお届けするスクールにもしていくつもりだ。

内容の詳細や手書きチャートの会(オリエンテーション)への詳細は近日お知らせするので、お見逃しなく。

生きる実感さえ感じるような、そんな時間を私と共に創り上げよう!


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【トレードスクール第六期カリキュラムvol.0.1】

■第一講:セルフイメージの明確化
 ・各種準備について
 ・自己紹介
 ・収益を生む広義のシステム
 ・ビジネスとしてのシストレ、ギャンブルとしてのシストレ
 ・トレード以外の個人ビジネス事例
 ・コンフォートゾーンの呪縛
 ・アバター視点による自己客観視
 ・セルフイメージからの目標設定
 ・三色ボールペン読書術
 ・懇親会

■第二講:需要と供給/確率的思考法
 ・価値と価格
 ・需要と供給
 ・実需と仮需とトレンドライン
 ・確率の非対称性がもたらす認識の差異
 ・条件付き確率と時勢
 ・エルスバーグパラドックス
 ・シンプソンズパラドックス
 ・ルッソとシューメーカーの実験
 ・心理的効用関数
 ・システムの勝率の考え方

■第三講:データと情報、知識発見/因果と相関
 ・データの尺度と水準
 ・「もしドラ」にみる人間の認識とその限界
 ・「ドラえもん」にみる情報縮約と不可逆変換の意味
 ・テクニカル分析の限界
 ・新鮮データ優先の法則
 ・因果関係と相関関係の違い
 ・因果関係の確度を高める方法

■第四講:基礎分析基礎
 ・分析とは
 ・手作業の重要性
 ・基本統計量の意味
 ・リスクの定義
 ・データ処理の手順
 ・フレームワーク思考と概念拡張
 ・一年後の株価を予測する
 ・交互作用によるトレーディングエッジ強化
 ・帰納法と演繹法
 ・基本集計実践

■第五講:基礎分析応用
 ・ファンダメンタルデータの取得方法
 ・システムの堅牢性担保のためのユニバース選定
 ・エクセルを使いこなす
 ・オートフィルター
 ・株価取得マクロ

■第六講:ファクターベットトレーディング準備
 ・目的変数と説明変数
 ・マルチファクターモデル(重回帰分析)の思想
 ・エクセルで実装するファクターモデル
 ・アルファー抽出
 ・イベントドリブン
 ・トレーディングエッジの考え方、探し方
 ・プラスの期待値を持つ基本環境整備
 ・システムの堅牢性評価
 ・判別ファクターの考え方、探し方
 ・システム構築用エクセルファイル作成

■第七講:ファクターベットトレーディング実践
 ・多様なトレーディングエッジの認識
 ・新たな目的変数の設定
 ・サヤ取り、ロングショート戦略
 ・勝率90%、月次リターン14%システムの実例と構築のヒント

■第八講:集合知トレーディング/システム運用の注意点
 ・ソーシャル世界における個人の役割
 ・個人間フリーミアム経済
 ・他力の活用
 ・スコトーマ外し
 ・共同検証作業
 ・「イチロー」に学ぶルーチンの大切さとチェックポイント
 ・自動化の功罪

■第九講:データマイニングの思想と技法
 ・これまでのおさらい
 ・多変量解析vsデータマイニング
 ・最適化の注意点
 ・システムトレードへの応用
 ・エクセルで実装するニューラルネットワーク
 ・エクセルで実装する主成分分析
 ・マーケットの魔術師「エドワード・ソープ」の主成分ニュートラル戦略
 ・お別れ会

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