機に資産を投じるのが投機家:システムトレーダーの行動原理、かくあるべし

トレードスクール課題図書 続・発想法

昨日の記事のせいか、閑散としていたスクール生専用チャットワークが堰を切ったように盛り上がり始めた。

Yさんが口火を切って、元暴走族ヘッドが校舎の窓ガラス割って歩き、法人プロの2トップが中の人ならではの濃い情報を投下し、せどりとシステムトレードの二刀流を目指す仙台の若者が切り込み、青森の公務員がねぶたを踊る。


抽象度の高い講義からスタートしているため、“もう待てない!”と、充満したエネルギーが詰まった分析資料や値千金の情報が続々集まってきている。

うーん、なかなか楽しくなってきた!


第六期は自家発電できる生徒が多いので、堅苦しいマネジメントは不要かもしれない。

各人の脳内を刺激する講義内容、およびコミュニケーションの場が提供ができれば、あとは必要なタイミングで合いの手を入れるくらいで十分かなと。


傍観している残りのメンバーも、これほど濃いコミュニティには一生参加できないかもしれないので、恥をかいてもいいから、みんなに自分なりの考えをぶつけてみよう。

ずっと孤独に頑張ってきた分、他の生徒からの些細な示唆でこれまで蓄積してきた知識が結合され、一気にスパークするかもしれないぜ。


我々システムトレーダーは投機家だ。

すなわち“機会”に資産を投じる。

今、目の前に極上の機会があるのに、それを見逃す人間が勝つ側に回れる道理はないではないか。

そこに時間や労力という資産を投じないのなら、ゼロに何を掛けてもゼロというアナロジーを持ち出すまでもなく、手にできるものは何もない。


他の生徒が反応しなければ自分が必ず反応するので、恐れず飛び込んでみよう。

熟練したがゆえに失ってしまった初心者の視点、自分の経験においては当たり前の思考が、他の生徒にとっては新鮮で価値をもつことも多々ある。


スクール後半では、個別の知を統合する新カリキュラム「集合知トレーディングメソッド」を展開する。

そのために今、川喜多二郎の「KJ法」を再度復習中。
(※課題図書に入っているので、先走って買わないように!)

この面々の集合知が生み出すシステム。

うまくはまればとんでもないパフォーマンスを生み出すかもしれない。


 馬上少年過
 世平白髪多
 残躯天所赦
 不楽是如何

今の自分の心境は、晩年の伊達政宗に比肩するものだ。