ひきつづき集合知トレーディングメンバーへのメール。


《5通目》——————————-

渾身です。

仮説は思い思いのものを考えてもらいますが、記述のフォーマットは統一します。

下記のような記述にして当日テキストファイルで持参してください。

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■判別ファクター仮説(氏名)

(1)○○○の実施

○○○の実施によって新規株主への企業認知促進と同時に株式保有のメリットが訴求される。
これにより個人株主数の増加が見込まれるため、一部指定の株主数基準を満たしにいく意図があると考えられる。

(2)

(3)

(4)

(5)


(6)一部指定日は仏滅が少なく大安が多い?

経営者はよくゲンを担ぐといわれるので、一部指定日は大安が多いのではないか?

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(1)~(5)は必須で、合理的な説明ができるファクターを考えてください。

(6)~は任意で、一部指定に絡んで思いついたネタを書いてください。(直接儲かる話でなくてもかまいません。)


現段階ではデータが入手できるかどうかは考える必要はありません。

思考の範囲を狭めてしまいますので。

儲けの種をまず考え、儲け方はあとで考えます。

できるかどうかはあとで考えるのが極意です。


それでは!

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トレードスクールの授業中、ちょっとした対話の中で、専業トレーダーの生徒が「まず儲かるかどうかを考えて、実現方法は後で考える」と語っていたことが今でも強く印象に残っている。

彼は常識のレールの上で生きてきた私には及びもつかないアイデアを次々と話してくれ、実際にそのアイデアをベースとしたトレードで巨額の利益を短期間に得ていた。


かつて彼と同じ空気を持っていた私の師匠も「客殺し営業サヤ取り」という驚天動地のトレード手法を嬉々として話してくれた。

どういう手法かは私とお会いしたときにでも尋ねていただければ、出会いを祝し喜んでお話ししよう。


彼らと違い、我々は無意識のうちに検証可能性や実現可能性の制約条件下でトレーディングエッジのアイデアを考えてしまう。

これまで生きてきた中で、失敗した記憶、深く傷ついた経験などが潜在意識にこびりつき、それが新たな概念獲得の弊害となっているのだろう。


既存の概念の中で生きていれば傷つく場面は少ないかもしれないが、結果としてその狭量なコンフォートゾーンから抜け出せなくなってしまう。


そのため、一人で考えを巡らすとき、どうしても過去の延長線上のアイデアから逸脱できずに、勝てないシステムのブラッシュアップを延々と繰り返すことになる。


もしそのような袋小路にはまってしまったのなら、他力によるパラダイム転換も選択肢として排除しないようにしよう。


他力を求めるとき、その求める人物やコミュニティはコンフォートゾーンの外にあるため、最初は居心地が悪いだろう。

だがそうであるがゆえに、彼らはきっと、読者の死蔵していたい脳細胞をガンガンに刺激してくれるはずだ。


思考の引きこもりトレーダーからの脱却を図りたければ、「集合知トレーディング」などという私の不可解な取り組みに呼応してくれた6名のOBのように、過去の単回帰直線の外挿ではなく直感に従って出会いを求めてみよう。


直感が情動となり行動に移せた時点で、その直感は正しい道となる。

燃える闘魂もきっとそういってくれるはずだ。