上半期の損益と反省および下半期目標:家康の戒めと政宗の悔しさをトレードに転用

早いもので、今年も半分が終わった。

充実した日々を過ごせているが、成長の余地はまだまだあるし、余力を残している気もする。


下記が上半期の月次リターンの累積。

2015年上半期株式リターン累積

比較のために去年のグラフも貼り付けてみる。

2014年株式リターン累積

見ての通り、累積ではほぼ去年並の30%強程度。

運用資金が増えたので一概には比較できないが、数値だけであれば去年と同等のパフォーマンスである。


ただ、質的には完全に異なる。

今年は生まれてこの方一度もやったことのないデイトレにチャレンジしている。


徒手空拳、たいしたエッジもないところで大量に売ってストップ高に貼り付けられ、恐怖に怯えた夜を過ごしたことが何度あったことだろう・・・。

今だから成長の糧と振り返られるが、当時は尋常ならざる精神状態だったことを、つい昨日のことのように覚えている。


三方原で武田信玄に完膚なきまでに叩きのめされた徳川家康は、その憔悴しきった姿を絵師に描かせ、以後の戒めとしたという。

傲慢に増長しそうになったときには、自らを常に戒めることで天下を取った家康のごとく、そのときの気持ちを思いだしたい。


さて、下半期はどのように取り組んでいこうか。

パフォーマンス面では、今のペースである年利60%では明らかに遅い。

自分が20代なら複利効果を考慮すれば十分なリターンだが、もう残された時間はあまりない。


伊達政宗が東北を制圧したとき、既に秀吉は小田原城まで攻め入っていた。

“生まれてくるのが遅かった・・・。もう20年早く生まれていれば決して秀吉や家康の下風には立たなかったものを!”

と晩年政宗が口惜しんだ気持ちが、今ならよくわかる。


だが、それを言っても始まらないし、40歳にして気づけたことに逆に感謝すべきだろう。


となると、今の「デイトレ+1ヶ月前後のスイング」のスタイルから、両者を統合した「数日間のポジショントレード」に変化させてみようと思う。

強力なエッジに集中的にベットし、その効果が1日で発露すれば結果としてデイトレになるし、数日かかりそうならオーバーナイトのスイングになる。


特に1988年、1989年バブルに匹敵する今の相場がいつまで続くかわからない状況では、一気に勝負をかけていくべきだ。


幸い損失に対する耐性も付いてきており、当初の数倍の損失を許容できるメンタルに変化してきている。

有利を確信したら最大許容量+αをベットし続ける。

己の器の限界がどこまでかを試す、とてもエキサイティングな2015年下半期になりそうだな!