

今日は、たまたま厚めに買っていた「1332日本水産」のストップ高に助けられた一日だった。
デルタを結構ショートに傾けていたつもりだったのだが、それ以上にポートフォリオの下落が大きかった。
今は、ポートフォリオ組成はほぼルーチン化してアルファを少しずつ剥ぎ取りながら、相場全体の流れを感じながらのベータプレイのウェイトを大きくしている。
目線を3年先に置きながら、相場とシンクロするための技術と感性を磨いていく。
日本株に資金が流入しているのか、それとも流出しているのか。
この視点を最上位に据える。
結果的に、“チャート上でどこで仕掛け、どこで手仕舞うか”は最下層になるため、とにかく時間をかけないように心がけ、そのための仕組みを作り上げた。
グローバルな資金の流れからすれば、そんなものはたいした意味を持たない。
何だったら、ブレイクした銘柄リストからサイコロを振って適当に買ってもいいと、本気で思っている。
かつてはそのほとんど意味のない“チャート上でどこで仕掛け、どこで手仕舞うか”の検証に没頭していた。
自分だけの神秘のシステムを探す日々は、麻薬のようなものだ。
データマイニングツールを駆使したモデル構築という宝探しは興味深く、寝食を忘れて没頭するほど楽しかった。
だが、結果は伴わない。
いや、結果が伴わないのが問題ではなく、多大な時間を投下しているのに技術として積み上がっていかないことが問題なのだ。
日々、薄皮一枚でもいいので積み上がることに時間を使う。
興味の赴くままにではなく、常に“その取り組みによって、自分の技術の積み上げがあるか”を問い続ける。
人間は弱い生き物なので、つい面白いこと、楽しいことに傾倒してしまう。
最終的には楽しさと技術の積み上げは同じ方向を向くのだろうが、発展途上のうちは、日々チェックしないとどんどん楽しさの方向にずれていく。
さて、今日は何を積み上げたのか、努力の方向性は間違っていないか。
ちょっとした気づきを、今日もEvernoteに書き付ける。