当日の流れは大まかには考えていたのだが、なにぶん初めての取り組みゆえ柔軟に対応した。
お互いに信頼関係を持った仲間ということで、最終的な満足度が確保できれば、多少の不手際にも目をつぶってくれた模様。
まず最初に「集合知トレーディング」の思想を解説。
天才を凌駕する知性を集合知が持ちうる原理とその効果を図解を交えながら話していく。
そういえば、このスタイルの講義は1年以上ぶりだったのだが、意外とすんなり昔の自分に移行できたのは驚きだった。
やはり自分が好きなことを語る時は熱がこもるし何より楽しい。
次に今回の「一部指定銘柄を当てる」テーマを再度咀嚼する。
というのも、一部のメンバーの指摘にもあったように、一部指定銘柄を当てるだけでは実は儲からないことが後々わかってきた。
したがって、目的変数を指定されるか否かの1/0フラグではなく、指定が見込まれるタイミングの前後におけるリターンを調査することから始めることに。
続いて、自分の方で準備したエクセルファイルの解説。
ある程度下ごしらえをしたファイルに対してメンバーの作業手順を実演を交えながら指導。
今回は400サンプルあったので、各自に担当銘柄を割り当てて作業開始。
思っていた以上に手間がかかり、みんな背伸びをしながらの作業となった。
一人だったらすぐに音を上げそうな作業なのだが、周りに仲間がいるだけでもうひと踏ん張りできる。
中には作業の速度が遅いからと昼食の時間も返上して取り組む人も。
それが元暴走族のヘッドというから、松村雄基も真っ青の更生ぶりだ。
その瞬間に、この取り組みがもたらす最大の意義を見た気がした。
うん、自分がやろうとしている取り組みの方向性は間違っていない!