集合知トレーディング第0期は、期限後に飛び込んできた1人を追加し、生徒6名+自分の計7名で開催予定。

こういった会合のメリットは計り知れない。


①作業負担が大幅に軽減する

今回は7人なので、7倍の速度で検証作業を進められる。

70時間かかる検証作業だとすると、その結果を10時間で知ることができ、人生の貴重な時間を60時間も節約できるのだ。

セータを7倍速で剥ぎ取るがごとく。


②データの盲点を潰しやく、システムの精度が向上する

複数人で複眼的にデータを眺めるため、1人では気づかない盲点をかなりの程度消すことができる。

どんな天才でも所詮は1人の人間、かならず見落としてしまう知見が存在する。

むしろ天才であるがゆえに、見えなくなってしまった初心者の視点、違う分野からの視点も存在するだろう。

今回は現在の立ち位置、得意ジャンル、トレードスキルもうまくばらけているため、マネジメント次第ではLTCMを凌駕する人材ポートフォリオにできる。

自分が思いもよらなかった仮説から強力なファクターを発見できるかもしれない。


③実際に行動できる

1人でかつ切羽詰っていない状況だと、どうしても作業を先延ばしにしがちだ。

タスク割り当てをして他の6人の視線があれば、他のメンバーに迷惑をかけたくない心理が働き、1人でこもって作業をするよりも確実に実行に移すことができる。

ネット上に儲けのタネは山ほど落ちているのに、富を手にするのはほんの一部。

それを分かつ決定的なファクターの説明力は、情報の質よりもむしろ“行動したか”、“行動しなかったか”の方がはるかに大きい。


④モチベーション喚起

人間は社会的な生き物であり、他人との関係によってのみ自分を認識できる。

読者も私と同様、シストレについて同じレベル同じ意識で語れる仲間は通常の生活圏にはいないだろう。

そうなると、自分のやっていることは正しいのか、悩んでいるポイントはずれていないか、自分の頑張りは前へ進む推進力になっているか、きっと自信が持てないと思う。

正しい方法論と先人のレクチャーにより目指すべき方向性を明確にし、愚直に作業をこなし結果を出す、そんな当たり前の事実をリアルに体験できれば、またひとりに戻ってももうひと踏ん張りがきっときくはずで、そのひと踏ん張りが分厚い壁を破壊する力となる。


自分の号令ひとつで、超上質な仲間が集まってくれる、本当に幸せな環境をありがたく思う。

昔トレード関連のオフ会に何度か顔を出したことがあるが、参加者の大半は背筋が曲がって目にも覇気がなく、今後何かを成し得る器の人間はほとんどいなかったため、以後その手の気楽なオフ会には参加しなくなった。


翻って、詳細はいえないが、今回参加するメンバーの中にはその道で天下を取ったレベルの人間も複数人おり、私以上に世の中での勝ち方を熟知している。

スクール期間中、私がカウンセリングを実施していた際、温和な表情の中に時折鋭い眼光が光る時、内心ビビッてしまった経験は1度や2度ではなかった。


さて記念すべき第0期の参加者は、私と会社社長3人、元暴走族のヘッド1人、大手SIerプログラマ1人、会計関連1人。

特にサラリーマンのメンバーは格で負けている分を実作業でその差を補うべし!

ボーっとしていると「マネーの虎」の志願者のごとく吊し上げにあうが、本気で取り組めば得られるものが多いのもまた君たちなのだから。



それはさておき、2月8日はその期待に応える会合にすべく気合を入れていくので、参加表明した6名のOBも、同じ気合で臨んでくれ!

押忍!夜露四苦!以上!