ハイブリッドインカムトレーダープログラム構想(2):2つの対照的なターゲット

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以前の記事でも書いたように、「ハイブリッドインカムトレーダープログラム(HITP:ヒットピー?)」とは、一義的にはトレード以外に収益の柱の構築をめざし、それを支援する試みだ。


ターゲットイメージとしては、ある程度のトレード技術を持つサラリーマン。

いづれ専業になりたいと思っているが、毎月固定の給料が振り込まれる生活に慣れてしまったため、不確実性の高いトレードのみに生活を依存するには不安がある。


夕凪さんとの対談でも話題に上がったように、彼ほどの実力の持ち主でも、長年のサラリーマン生活から専業トレーダーへの脱却には不安を感じていたという。

そこで、アフィリエイトやメルマガ物販などの研究にかなりの時間を割いていたらしい。

幸い夕凪さんは事前計画通り資産を増やすことに成功したが、ひとつ間違えば、当然別のシナリオもあり得ただろう。


HITPでは、まずは毎月30万円くらいの、最低限トレード用の種銭を減らさずに生きられるラインを目標として、収益の仕組みを構築してもらう。


実はそれとは別のターゲットイメージも想定している。

すでにトレードで不安なく生活している、あるいはそれに準ずるレベルのトレーダー。


彼らはトレードが好きで、人生の大半の時間をトレードのみに一投入魂してきた。

その道のりに後悔はないはずだが、結果として自分を社会に表現する手段、環境を持ち得ない状況になってしまった。


そういった人物を数多く見てきたが、彼らと直接会話すると、この上なく興味深い話が湯水のように湧き出てくる。

それをうまく表現し、しかるべき人たちと接触できれば、相互に有意義な面白い展開にも発展するはずだ。

そのための手段として、自分を表現する技術、ノウハウを伝授していければと思っている。


事実、トレードスクール生、特に第六期のメンバーはその一連のプロセスをリアルタイムで体験している。

渾身という無名のトレーダーが、ブログ媒体のみで11名の超上質なメンバーを集め、自分らしさを表現する環境を構築していくプロセスを。

実現性が疑わしい机上の説話ではなく、本物の生きた教材をベースにして授業と実習を展開していく。


自分が心から関わりたい人たちを集め、勉強会や討論会などを開催するところまでをゴールとする。

そこまで到達し、トレードに対する心意気が本物ならば、その後いかようにでも展開は可能になるはず。


HITPにおける自分の顔は、システムトレーダーからマーケティングコンサルタントへと一気に変貌するだろう。

15年間、一部上場企業数十社を相手にコンサルティングを実施し、事業会社においても、強力な稼ぐ仕組みを構築してきた。

直近では、ゲーム会社唯一のADR企業において、日本ナンバーワンソーシャルゲームの運営に携わり、世界を股に掛ける700名の部署で1名のみが手にする個人賞を受賞した。


今振り返ると、サラリーマン時代、違和感を感じながら働き身につけてきたスキルは、このHITBへ向けての助走だったのかもしれない。


無駄な経験などない。

あるのは今時点における過去の解釈のみ。

振り返って無駄だったと解釈したなら無駄になるし、無駄ではないと解釈すればその経験は後に必ず活きる。


解釈で過去は変えられる。

この考え方を、今を生きる希望にしよう。