

何かの朝ドラのセリフだったと記憶している。
“ドーナッツがドーナツたるゆえんはその穴にある。さりとてドーナツの穴は単体では存在しえない。それでいて我々はドーナツの穴を認識できる。したがって、ドーナツの穴はドーナツと不可分である。”
自分の存在は空、すなわちドーナツの穴、自分を定義づける関係性がドーナツとなる。
このことからも自分を表現するとは、関係性を表現することと同義になる。
このアナロジーから考えるに、ブログやトレードスクールで伝えているメッセージは、単体では存在しえない。
メッセージは、作成したタイミングではなく、受け手がそのメッセージを受け取ったタイミングで初めて実在となる。
受け取ってもらうだけでなく、受け手の脳の回路に組み込まれる必要があるだろう。
これを成功させれば、ブログ上で自分と触れ合う読者の脳の中に自分のメッセージを保存することができる。
WEBの構造自体が、脳細胞=端末=読者、シナプス結合=ネットワーク、まさしく脳の構造の自己相似形をなしている。
自分のメッセージが響いた読者が脳細胞となり、ネットワークを通じて網の目状のWEB構造を形成する。
これが天才DRM青年が目指せといっている、自分自身をWEB上に表現するという真意だと理解している。
自分がこの世から消えたとしても、元々空なので、世界には何ら影響はない。
それでいて関係性を通じてメッセージを内包した読者が、構造としての自分の脳を形成し続けてくれる。
ここに古今東西のいかなる王もなしえなかった不老不死が完成する。
この目的のため、これから圧倒的な質と量のコンテンツを生み出さなければならない。
天才DRM青年に学ぶ理由をここに見つけた。