夕凪さんとの座談会で、様々な気づきを得た。
我々システムトレーダーは、十分な検証が可能な状況のみに固執しがちで、検証が困難であったりサンプル数が少ないような状況に認識がいたらない。
優位な期待値にベットするのはよいのだが、それのみを作業として続けていては、技術としての積み上げにならない。
夕凪さんは、きちんとした検証の裏付けを持ちつつも、その後の株価変動のシナリオをイメージとして描く。
そのイメージをベースにピラミッディングでポジションを積み増し、ときに株価がシナリオと大幅に異なる挙動を示したときは、躊躇なくポジションを閉じるという。
初心者の段階では考える要素は少ない方がいいので、仕掛けや手仕舞いのタイミングおよびポジション量は固定化した方がよい。
数稽古を積んで売買を無意識の領域に格納した後、さらなる高みを目指すなら、夕凪さんのように株価の挙動を体感としてで受け止め、研ぎ澄まされた感性によるポジション調整も、ひとつの方向性としては検討すべきだろう。
今、自分の座右の書として何度も繰り返し読んでいる、梅原大吾の著書「勝ち続ける意志力」の記述。
(※こちらもスクールの課題図書として配布するので、第六期生は勇んで買わないように!)
—-引用—-
便利な技というのは応用が利かない。その技がすべて。つまり、自分自身は何も成長していない。システムに頼っているに過ぎず、自分は少しも工夫していない。だから、便利な技が通用しなくなったとき、技自体がなくなってしまったときにはどうすることもできない。
一方で便利な技に頼らず、ゲームの本質を理解しようと努力してきた僕は、その技が使えなくても、キャラクターが変わっても、少しも動じることがない。
いわば不変の強さを手にしたと言える状態だ。
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売買シグナルが自動で出力され、それに機械的に従うのは楽かもしれない。
そういうサービスが市場を形成している現実は、自らの思考と判断を放棄したい欲求が、元来人間に備わっている証左だろう。
だが、自分はこれから倍速以上の成長を目論んでいる。
機械的な作業で思考を停止している時間など、この老いゆく体には残されていないのだ。
期待値優位な状況を、検証と認識する世界の拡張によって無数に獲得しつつ、各々の状況に対する株価の変動感覚を磨き上げる。
梅原大吾の思考様式を完全実装したシステムトレーダー。
いかなる環境の変化にも動じることなく勝ち続ける自分の未来をイメージしたとき、本気でそうありたいと思った。
大好きなシステムトレードを通じてあるべき自分を形成できる。
うぅうぅん!!地球に生まれてよかったぁ!
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