専業トレーダーを目指す場合、様々な懸念事項や不安材料が出てくる。
今、勝てる技術を持っている前提において、もし継続的に稼げなくなったり、極度のモチベーション低下に陥った場合の次善の策を備えておくのは必須だろう。
ひとつのやり方としては、別の収益獲得の手段を確立しておくこと。
自分がリアルタイムにお見せしているように、今は元手をほとんどかけずに月収30万、50万くらいの半自動収益化の仕組みを作るのはそれほど難しくはない。
この程度の収入があれば、一人身なら最低限の暮らしが出来るし、家族持ちでも頑張って50万くらいまで収益額を引き上げれば、なんとかトレード資金を減らさずに生活できる。
HITP第二期では、お互いに協力してそういった仕組みを作って行こうと思っている。
コンテンツマーケティング以外でも、月収50万くらいの仕組みなら可能性は十分あるので、第二期はコンテンツだけにこだわらず柔軟に対応していこうと思う。
サラリーマンで専業トレーダーを目指しながら技術を磨き、最悪の事態に備える別の収益化システムをご所望の方は是非ご参加を。
→HITP開催要望調査
もうひとつの方法としては、いざとなったときにサラリーマンに戻れる確証を得ておくこと。
金銭面だけでなく、精神的に追い詰められたとき、実際に取り組んでみて自分の天職ではないと感じたとき、再度社会復帰が可能かどうかを確かめておく。
今回はそのお話。
まず気になるのが年齢の壁だろう。
かつては35歳が転職や再就職のタイムリミットとされていた。
しかし今は、40歳前後でも、企業が求めるスキルを持っていれば問題ない。
事実、自分の書類通過率は平均よりもかなり高かった。
履歴書や職務経歴書には40歳としっかり明示されているので、企業担当者もそこは確実にチェックしている。
自分が採用側に立つなら、当然年齢は確認するし、自分より年下か年上かは、部下を持つ身になれば気にならないわけがない。
それでも面接に呼んでくれる企業がたくさんあったことは、少なくとも40歳以下の読者には励みになると思う。
書類が通るということは、年齢と基本的なスキルに関しては合格なので、あとは企業や担当者との相性だけとなる。
ま、今回はそこで苦しんだわけだが・・・。
20代なら背水の陣で専業トレーダーに飛び込んで勝負してみるのもありかもしれない。
今は信用取引で資金を無限に回転できるので、デイトレに取り組む中で気づきを得られたなら、そのまま食っていける可能性はある。
だが、さすがに30歳を超えてきたら広い視野であらゆる可能性を想定して動くべき。
特に養うべき家族がいるのなら、自分が担うべき責任と、それを全うする最低限の手段を持っていなければならない。
“サラリーマンが嫌だから専業に・・・”という気持ちはとてもわかるし、動機として否定されるものではないが、専業には専業なりの苦しみが存在する。
決して皆が思い描いているほど楽なものではないぞ。
ということで、自分はトレード以外の収益で最低限家族を食わせてはいるが、専業トレーダーが天職だと思えなかった。
ゆえに、人との関わりの中で価値を生み出すコンセプトに従い、再度組織に属する道を選択したのだった・・・。