
本日は大納会。
ということで、1年の総括と来年の展望を。
まず、年間の累積損益(コスト控除後、税金は考慮せず)から。

終わってみれば+46.0%。
まあ、山ほど試行錯誤し、山ほどミストレードをしたわりには健闘した方だと思う。
去年の60%超えと比較すると、だいぶパフォーマンスは落ちるが、得るものは今年の方が格段に多かったし、何より過去最高の成長の実感を得た。
去年は検証済みのイベントエッジに脳筋でベットしていただけだった。
検証結果がプラスのリターンで、優待目的で買ってくる個人や、一定の株数を買わざるを得ない機関投資家に先回りするというベタベタなやつ。
とにかく何があっても我慢してベットしていればいずれ必ず報われると、思考を止めてひたすら耐えぬいていた。
まあ、今後これ系で利益をあげるのは一段と厳しくなっていくだろう。
優待のエッジはどんどん前倒しになり、いつ逃げるかのババ抜き競争の様相を呈してきているし、一部昇格先回りなどは完全にイナゴホイホイ。
今年も上期はそんなトレードをやっていたが、下期の10月までは、今まで未経験のレスポンストレードを敢行した。
思いっきり売った銘柄がストップ高に貼り付けられて放心状態になったり、イナゴが弱っているのに同じトレード手法を使ってやられたり。
損益は微妙だったが、今まで見て見ぬふりをしていた自分の弱さに真っ正面から向き合えた、かつてない実り多き日々だった。
そして11月からは、サラリーマン生活前提のトレード手法に収斂させていった。
先々の運用資金増加を見越して、個別のアルファよりも相場全体のベータによる利益獲得に主眼を置く。
来年もその流れを引き継ぎ、世界の資金の流れを敏感に感知するグローバルマクロの視点をもってトレードしていきたいと思う。
3千円のお米券欲しさにクロスを振り4万円の逆日歩を支払っている主婦達のお尻を追い回す日々に未来はなかろう。
己より弱き者を探し回り、彼らの小銭をかすめ取るトレードはもうお終い。
これからは己よりも強き者に向かって戦いを挑みたい。
トレードの目的を利益獲得よりも、自らの成長、洗練に置いているのだから。