スチュワードシップ・コード:強力な聖杯を拾わない摩訶不思議なイナゴトレーダー

一時期の作業量増大とそれに伴う混乱もだいぶ落ち着き、ある程度効率的な銘柄選定ができるようになってきた。


引け後に今日の反省と基礎データの収集、スイング玉の方針を定める。

その後、デイトレ候補をざっと洗い出してその日は終了。

翌朝6時から30分は心身を整え、残る2時間30分でデイトレ候補銘柄を精度高く選定していく。


全方位的に数をこなしてきたことで、勘所を直感的に見つけ出せるようになってきたようだ。


IR資料やニュース、日経新聞にざっと目を通すだけで、イナゴとの認識の差異を生み出せるネタかどうかを何となく感じられる。

その直感に従ってさらに深く調査をかけ、収益の源泉たる認識の差異を圧倒的なものとする。


先日のトレードスクールで、突如“スチュワードシップ・コードを説明できる人?”と生徒に問いかけた。

ひとりも手が挙がらなかった。

我がトレードスクール生10名は相当に情報感度が高いメンバーでありながら、ゼロである。


いわんや、刺激に脊髄反射するだけのイナゴにはその概念自体が存在しないだろう。

たとえオプティカルデータとして視覚から入力されたとしても華麗にスルー。

特に秘匿性の高い話ではなく、ググれば誰でもタダで手に入るものなのに、だ。

スチュワードシップ・コード

それでいて、この概念をうまく活用できれば、強力な複数本のシナリオを走らせることができる。

ここまで書いても、ググる読者は100人に1人いればいい方だ。


今まさに聖杯がそこに落ちていると指さしているのに、手を伸ばして掴むことさえおっくうなのであれば、悪いことは言わない、トレードから距離を置くべきだ。

巨大な資金を背景とした超有能なトレーダー達はスチュワードシップ・コードなど、とうの昔にキャッチアップし狩り場にしている。


目に見えないだけで、検証ツールのシグナルに従うだけの脳筋イナゴトレーダーの“期待値X%のN日高値ブレイク!!”の買いに悠然と売り向かっているのは、とんでもない頭脳と努力を惜しまないモンスター達だということをゆめゆめ忘れるな。