トレードスクール第六講の課題図書として、初めて苫米地英人の書籍を生徒に渡した。
第六期は自分が効果を認めた実践的なノウハウを高密度に盛り込んでいこうと考えている。
苫米地英人の方法論は、モチベーション維持の具体的な内容を含むため、是非身に着けてほしい。
提示した課題はしっかりとこなしておくこと。
さて、個人トレーダーは孤独である。
孤独の弊害は様々あり、そのひとつがモチベーション維持の難しさだ。
読者は、システムトレード以外にも日々取り組まなければならない多くのタスクを抱えているだろう。
それにより、モチベーションを下げられたり、やる気を根本からへし折られることも多いと思う。
それでいて、システムはミスなく運用しなければならないし、時代にキャッチアップするための情報収集やシステム検証、新たなエッジのアイデア出しなど、継続的に一定の品質を担保したアウトプットが求められる。
孤独なトレーダーは、モチベーションが低い状態になると“休む”という選択肢に流れがちだ。
だが、真に卓越したトレーダーは例外なく継続的な取り組みを止めない。
いかなる内部環境、外部環境にあっても続けるのだ。
両者を分かつ最大要因は、突き詰めれば積み上げた継続の時間の違いでしかない。
言うは易し。
しかし、それがいかに高難易度の所業かは紙幅を割くまでもない。
システムトレードの収益は合理的な理論や技術によってのみもたらされる。
滝に打たれ座禅を組んでも期待値優位なエッジに開眼したりはしない。
「継続できる自分」も同様に、精神論を持ち込んでも意味はない。
自己啓発セミナーで感動に包まれ、明日からの頑張りを胸に誓うも、結局は昨日と変わらぬ今日、今日と変わらぬ明日を過ごすに似たり。
再現性のある一般化された技術、それのみが迷える人間をあるべき方向へ導く。
講義に説得力を持たせるため、自分はこのブログを決して休まないと生徒達を前に宣言した。
では、苫米地英人のどのノウハウに我々は学び、実践すればよいのか。