

HITPの懇親会で、プロディーラーの生徒が巨額の利益を出す同僚の話をしていた。
詳細は割愛するが、その方はものすごい損益の変動を許容することで巨額の利益を手にしているのだという。
その話を聞いて、以前に宣言した資産100億計画が今の技術の精錬の先にはないと悟った。
現在のトレードスタイルは、多数の中小銘柄の異なるエッジに分散してベットし、さらにベータを殺しつつ、全体相場の強弱に合わせてヘッジ量をコントロールしている。
とにかく安定的な右肩上がりの損益曲線を目指し、細心の注意を払ってポジションをコントロールする。
で、恐らくこの手法だと早々に限界が来ることが見えてる。
下手をすると年収3,000万あたりで頭打ちだ。
100億稼ぐのにいったい何回生まれ変わらなければならないのか。
クリリンどころの騒ぎではない蘇生回数が必要だ。
ここで必要なパラダイム転換、それが誰もが希求する“安定”を捨て去ることだ。
巨額の利益を株で得ようとすれば、株主優待などのスカスカの板を細々と買う今のスタイルを捨て、TOPIX100をメインとした大型株で勝負せざるを得ない。
大型株はプロ中のプロの殴り合いの戦場であるため、そこで利益を得ようとすれば、もうわずかなエッジにレバレッジをかけて戦うしかない。
大型株は流動性が高いことから、超過リターンを生み出す理論株価からの乖離や需給のアンバランスな状態に対しては即座に修正がかかる。
したがってエッジが発露するタイミングもシビアであり、かつ回数も少ないだろう。
そのような戦場で一投入魂でベットするならば、もう統計的な優位性よりもむしろ胆力の勝負となる。
大型株の分析は徐々に始めている。
あとは、思考次元を完全に切り替える不連続な変化をどこで起こすか。
まだまだ自分を大きく成長させてくれるトレードの世界。
その先の世界を想像するだけでワクワクするな!