完璧なポジション組成・・・のはずだった。
昨日の段階までは・・・。
前日引けで完全にデルタニュートラルポジションに構え、ベータリスクをきれいに消す。
そこにECB政策金利発表で株価が急落して戻ってくる。
NT倍率的に日経の方が割高だったので、1356TOPIXダブルインバースから徐々に1357日経ダブルインバースに移行して迎えた本日。
想定では損益はプラマイゼロ近辺に落ち着き、あわよくばサプライズ急落でアルファ分の利益が少し乗るかと考えていた。
しかし、寄り付き、1356は買い気配で始まっているのに、1357は早々に値が付いた。
まあ、急落時なのでそういうこともあるかと眺めていたら、日経平均が下げているのに1357も同時に下げている!
“たしかに「インバース」だよな・・・?”
と、不安に思い何度も確認するも、間違いなく1357は日経平均に対して2倍で逆に動くダブルインバースだった。
引けにかけて急激に買ってくるのかと淡い期待をするも、結局、日経平均-2.18%に対し1357は+0.15%で引ける。
本来であれば+4.36%できれいにヘッジがかかっていただけに、結構な損失を被った。
情報遮断を急遽解禁し、ツイッターで検索し原因を探った。
・買残が減らず値動きが重たく値上がりしにくい
・10月の新規発行停止により在庫不足で取り合いになっている
・運用設定自体は変更していない
・解消のめどなし
要するに、新規発行が停止してマーケットメイクが機能していない模様。
ゲームのルールを理解していなかった自分が99%悪いのは確か。
しかし、野村證券が“前日比2倍で運用”と宣言しているので、さすがにここまでの開きが出るとは思っていなかった。
対策としては1360はまだ新規発行が停止されていないのでそちらを使い、以後新規発行停止になっていないかを常時確認すること。
かなりの授業料支払いとなったが、それがペイするようこれからの糧としよう。
(つーか、早く先物でヘッジさせてくれ!)