先月の利益を吹き飛ばす:自分のリズムを整えるトレードスタイルにいったん退避

日経平均が終値ベースで1343円高と記録的な上昇を演じた。

昨日の総悲観の安値割れから相場の雰囲気は一変した。

日経平均急騰

自分はというと、ヘッジとして厚めに持っていたTOPIXダブルインバースが火柱を上げたため、しっかりと損失を被る。

ロングで構えていた株はそれほど規模の大きな銘柄ではなかったため、指数の動きについて行けなかった。


ということで、9月はどうも手が合わない日が続いている。

このボラティリティをうまく乗りこなせているトレーダーの方がむしろ少ないとは思うが、明らかに8月までの型では後手を踏んでしまう。


長年トレードをやっていればそういう時期は何度もある。

あるが、メンタルマネジメントには常に悩まされる時期でもある。


ドローダウン自体は先月分の利益を吹き飛ばし中くらいで、年初からの累積損益でみれば、まだまだ分厚い利益が乗っている状態。

ただ、額が常に自分のキャパ一杯一杯までチャレンジしているせいで、率では大丈夫でも額の方でのプレッシャーが以外ときつい。


加えて、今プライベートで状況が激変中なので、基本ルーチン以外は非定型な日々を過ごしている。

激変の中身はポジティブなので嬉しい限りなのだが、将来の不確実性を内包していくものでもあるため、思いの外心労はかかっている。


という状況の今、さて、どう対処しようか。


選択肢のひとつは、今と変わらないスタイルでトレードすることだろう。

外部環境や自分の生活環境に影響を受けずに淡々と有利なエッジに許容量一杯ベットし続ける。

自分が機械であれば最善の方法だろうが、人間であることを前提とするならば、メンタルを中庸に保ち続けるのは難しい。


次の選択肢は、今のトレードスタイルは変えずに、しばらくポジションを落とすやり方。

これは先日keishiki氏が特別講演で皆にアドバイスしていた内容である。


まずは今までの自分が出来ていた所作をきちんと出来る状態であることを確認する。

自分のリズムをきちんと刻んだ後に、元のポジション量に戻す。


もうひとつの選択肢は、去年から年初まで続けていた鉄板のイベントスイングを主体としたスタイルに切り替える方法。

自分の必勝の型にいったん立ち戻り、平常心で勝ちを積み上げていく。

こちらもリズムを取り戻すためのリハビリを主たる目的とする。


レスポンストレード自体は今現在それほど悪いパフォーマンスではないので、こちらも必勝の型に入った銘柄だけ厳選してデイトレで売買する感じで。


ということで、悩ましい選択ではあるが、いったん3番目のイベントスイング+レスポンスデイトレを気持ちポジション量を抑えてやっていこうと思う。

自分のリズムが整った段階で、再度チャレンジ一杯の取り組みに戻していきたい。


ここを乗り越えれば、自分の目指す高みに大きく近づけることを信じて。