四季報の記事一覧をプリントアウトして読み進めている。
すべての銘柄だと数が膨大なので、とりあえず新興銘柄で直近1ヶ月の売買代金が1億円以上(1日500万円以上想定)、時価総額50億円以上でスクリーニングした。
新興銘柄に絞ったのは、変化に対する株価の感応度が東証1部銘柄より高いため。
資金が少ないうちは、とにかくリターン重視でハイボラ銘柄を攻めたいところ。
スクリーニングして出てきた銘柄数は412。
2分割印刷したので1ページ約40銘柄(片面約20銘柄)で10枚。
これを読んで何になるのかと疑心暗鬼で始めたのだが、相当な気付きの量に我ながら驚いた。
儲けのタネが1ページあたり4~5個くらい見つかる!
マジか・・・。
恐らく去年の自分だったら途中で眠たくなって投げ出していただろう。
定量的なパターン認識に依拠するシステムトレーダーの脳には、四季報の記事など一切引っかかるものがないからだ。
しかし、この1年間、偏見を持たずにひたすら概念拡張を続けたため、単語のひとつひとつが向こうからグサグサと刺さってくる。
さらにシナリオの描き方フレームワークも体得しているため、単語同士が立体的に組み合わさって、有機的なストーリーが紡ぎ出される。
四季報が発売されるたびに、すべてのページを読破するトレーダーがいると聞く。
四季報物語の面白さを知った今なら、その気持ちがよくわかる。
思わぬところから、金儲けと人生の楽しみが交叉した。
またひとつ、密度の高い時間を過ごす技を見つけたな!