レスポンストレードはまずまず想定通りで調子はよい。
歯切れが悪いのは、今は最優先の単体コードを固めているため、意図的とはいえ、全体の需給にあまり気を配り切れていないことが少々もどかしいからだ。
たとえば、今日のトレード。
プライマリ:本命7419ノジマ、対抗9663ナガワ、対抗9831ヤマダ電機
セカンダリ:対抗2587サントリー食品
事前シナリオ上の確信度はノジマが圧倒的で、残り3銘柄は横一線。
ナガワは理論株価よりも高く始まったので、結果的には一番取りやすかった。
流動性が低い銘柄はたまにこういうことがあるので美味しい。
先のあるエッジではないけれど。
サントリー食品は下値が限られた窮屈な中を無理に仕掛けた形になったので、損切り。
甘い見切りは厳に慎みたい。
ヤマダ電機はファクター同士が喧嘩し合っており、普通なら仕掛けないところだった。
ただ、IR資料をいくら読み込んでも実体が見えない中、世の中の異常な騒ぎようがどうしても気になった。
この感触を体に刻みつけたいという思いと、前日終値490円で理論株価が起点の460円に+α程度である事実も背中を押し、想定ロットの半分で513円売り指し値。
結果的には本日の利益の大半を稼ぎ出す。
問題はノジマ。
事前シナリオはほとんど完璧。
あとはどれだけギャップアップしてくるかだった。
PTSが2640だったので、期待して構えていたが、2500と微妙な値位置で寄りつく。
シナリオに自信があったので低く指し値を入れ、寄りで約定。
しばらくして下げに転じるも、ターゲット価格まで到達せずそのまま上昇し損切り。
この感覚のズレは、決算ピーク時の情報の折り込み速度や資金移動の変化がまだ経験値として積み上がっていないことに起因するのは間違いない。
閑散期と同じ感覚のまま、スッ高値で寄りつく前提を置いてしまっている。
しっかりと相場全体の需給を感じることができれば、たとえば今日前日終値近辺で寄りついてストップ高した「3651サニックス」を買いに行けたのかも知れない。
単体コードを磨き上げる今の取り組みは、段階的には間違っていない。
ただ、身につけたいたくさんのコードが手つかずで山積みなので、とてももどかしいのだ。
自分のおもちゃを手にした子供が、お店に並んでいる他のたくさんのおもちゃをねだるようなこの感覚。
記憶の奥底に死蔵してしまったこの感覚を持っていたあの頃。
それは最も好奇心が旺盛で、生命としての成長の勾配が最も急だった時期だ。
40にして再度その微分係数に比肩しうるか。
記憶を辿りながら、今日も欲しいものを我慢しながら、しかし遠慮無くすべてをねだる。