一目均衡表の時間論、波動論、水準論、対等数値で株価チャートを読み解く(3)

次に波動論。

—–wikiから引用—–

・I波動 上げ一本の相場。
・V波動 上げて・下げる相場。
・N波動 上げて・下げて・上げる相場。
・P波動 時間の経過と共に高値は切り下がり、安値は切り上がる相場。いずれどちらかに離れる。
・Y波動 時間の経過と共に高値は切り上がり、安値は切り下がる相場。いずれどちらかに離れる。
・S波動 下げた相場が以前の高値の水準にて反発、上昇をする相場。

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一目均衡表の基本は3波動のN波動。


波動論はあくまでも大きな相場の流れを捉えるだけなので、それ自体が基準を与えてくれるわけではない。

次に解説する水準論、対等数値とセットで考える。


水準論、対等数値。

・E計算値 安値Aから高値Bまでの上昇幅を高値Bに加えるもの。=B+(B-A)

一目均衡表 E計算値

このE計算値がターゲット価格の基本となる。

継続した上昇が続く場合、直近の主要な上昇幅を波動エネルギーの1単位考える。

その上昇幅の対等数値および整数倍の価格をターゲットとする。


8月株主優待銘柄の7520エコス。

株主優待銘柄 7520エコス

直近高値682円、直近安値602円から、第一ターゲット価格は、

682円+(682円-602円)=762円

と計算できる。


直近高値682円をブレイク後、勢いに乗って上昇したが、7月1日にターゲット価格762円にてピタリと止まった。


7月1日と2日の日中10分足を見ると、762円の攻防が見て取れる。

株主優待銘柄 7520エコス

7月1日はターゲット価格762円を死守していたが、7月2日の寄り付き、抗しきれずにターゲット価格達成。

したがって、この戦いは買い方勝利で終了。


特に新高値を取ってきた銘柄などは、どこで決済するかの基準設定が難しい。

この水準論に基づくターゲット価格が、ひとつの基準設定の指針となるだろう。