今回は趣向が異なる予想。


東証マザーズは本来、本則市場(東証1部、2部)への上場を目指す成長性の高い企業のための市場である。

しかしながら、1999年のマザーズ開始から時間が経過し、長期にわたってマザーズに居残る企業が散見されてきた。


そこで東証は2011年3月、市場コンセプトの明確化を目的に上場規定を改定した。

具体的には2014年3月31日以降、マザーズ上場後10年を経過した企業は、マザーズへ居残るか、本則市場へ鞍替えするか(or上場を廃止するか)の意思表示を求められる。

さらに、マザーズ上場企業には今後、本則市場のより厳しい上場廃止基準が適用される。


したがって、マザーズへ長居していて、かつ本則市場の上場基準を満たしている企業は、今後東証から本則市場への鞍替えを迫られることとなる。

昨年のスカイマークや豆蔵はその動きに先んじて東証一部への鞍替えを実施した。


という前置きのもと、マザーズ上場10年以上経過している企業をピックアップし、上場基準の充足およびIRの定性情報をもとに1部に昇格しそうな銘柄を選定してみた。


○対抗:8914エリアリンク

▲単穴:3723日本ファルコム、2393日本ケアサプライ、4813ACCESS


もちろん、2部に鞍替えするかもしれないので、その際の買いインパクトは小さくなるだろう。


ちなみに一覧をこちらに掲載しておく。


上記の予想は私の独自予想なので、それと照らし合わせながら様々な角度から考えてみよう。

他人の予想には一片の価値もない。

自分で道筋立てて考えるプロセスこそが読者の豊潤な財産となるのだ。