抽象化思考の効用:学んできた歴史としての学歴を最大限活かせるトレードの世界

デイトレ用電波時計

スイングトレードで積み上がった損失をコツコツ返す日々がしばらく続くが、レスポンストレードの精度はかなり上がってきている感触がある。

これも検証チームで毎日自分の仮説をアプトプットし続け、メンバー達のアウトプットに刺激と気付きを得、そして様々なプロのアドバイスをいただいているおかげである。


そして、技術習得の原理原則である、具体的事象を抽象化して脳へ格納する意識で取り組んで来たことも大きい。


具体的事象を具体的に捉える方が簡単だし、特に結果が出ない時期はそのまま過去のパターンに当てはめたい衝動に駆られ、その方がラクに勝てるのではないかとさえ思ってしまう。

しかし、それは自分が今狩っているイナゴの脊髄反射思考であり、かつ具体的なパターンに依拠するシステムは急速な陳腐化の宿命を持つ。


時代の変化に対応しつつ、それでいて普遍を求める。

両者は一見相反するように思えるが、抽象化思考をもってすれば、その両立が可能となる。


斜に構えて“学校の勉強は社会に出て何の役にも立たない”とうそぶく者が多い。

だが、今振り返ったとき、この抽象化思考のトレーニングを積み重ねる日々だったとするならば、現代ほど学校の勉強が絶大な富を生み出す時代はないだろう。


肩書きとしてではなく、学んできた歴史としての学歴を持つ者は強い。

特にトレードの世界ではその強さは圧倒的。

そんな希望あるメッセージを、学校の勉強に意味を見いだせない若者達へ届けるためにも、しっかりと結果を残さねばな。