複眼を持つことの現実的な期待値引き上げ効果:仮需の視点で実需イベントを観察する

仮需トレードの準備をしながらイベントのポジションもコントロールしている毎日。

時間は取られるが、この仮需と実需の両輪を使いこなせる未来を思うと、不思議と疲れることはない。


朝も目覚ましをかけずに起きられるし、空腹状態も心地よい。

日曜の夕方などは、サザエさんが早く終わらないかと本気で考えるほど。


中島よ、野球はいいからサッサと家に帰れ。

いったい何十年カツオを誘い続けるのだ。

そろそろ他人の迷惑を感じ取れる年頃だろう。


さて、両者の相乗効果はいろいろあり、特に捉えやすいのがイベント期間中に決算をまたぐ場合。


決算は仮需、実需ともに入り乱れるイベントである。

株価は当然ある時点ではひとつの価格しか付けないため、多くのトレーダーはその結果を見えたまま単眼で受け止めるしかない。


しかし仮需の視点を持って観察することで、事前に仮需が剥がれるタイミングとその程度を捕捉でき、合理的なシナリオを組み立てられるようになる。


決算に向けて徐々に積み上がった仮需が最後の吹き上げで剥がれる。

その瞬間、これまで仮需だった買い手は実需の売り手に回る。

その売りのインパクト分、株価は調整に入っていく。


たとえば、4月優待銘柄の「2695 くらコーポレーション」。

3月4日の引けで決算を発表した。

“第1四半期決算は、売上高254億5800万円(前年同期比8.8%増)、営業利益14億7300万円(同27.7%増)と好調だった。「赤鶏ゆずうどん」など新メニューのほか、「熟成まぐろフェア」「極上かにフェア」「極上ふぐフェア」のキャンペーン開催が集客増に効果を上げた。
 15年4月中間期(14年11月-15年4月)の業績予想は488億5300万円(前年同期比3.5%増)、営業利益23億4300万円(同14.9%減)で、期初から変更なし。第1四半期の進ちょく率は、売上高で52.1%、営業利益で62.9%と高い。”


内容の詳細な分析も無駄とは言わないが、この銘柄には仮需が過剰に乗っかっていることが事前にわかっているため、決算内容にかかわらず発表後はいったん手仕舞い、あるいはポジションを落とすオペレーションは既定路線なのだ。


事実、3月5日はギャップアップするも、9時20分に高値を付けた後、徐々に仮需が剥がれ、終わってみればしっかりとした陰線となった。

2695 くらコーポレーション日中足チャート

これが仮需の視点を持つことで得られるエッジである。


ひとつの事象をひとつの視点でしか観察できない多くのトレーダーには一生手に入れられない優位性。

言い換えれば、彼らは刺激に対して単一の反応しかできない。

思考する人間ではなく、脊髄反射するパブロフの犬。


尊厳ある人間として生きたいのであれば、物事を複眼で捉える意識を常に持とう。

さすれば、“期待値有利!”などという矮小なシステムトレードの世界から心地よく抜け出せるはずだ。

自分も死にものぐるいで頑張るので、皆も一踏ん張りして、是非もうひとつの世界で落ち合おうではないか!


【トレードスクール第七期開催への道:BMI23=体重71kg目標】
体重:74.4kg
食事:朝:なし 昼:コーヒー1杯 夜:ミニ豆腐3丁、サンドイッチ2切れ、コンビニ野菜2袋、煮卵2個、しらたき1袋
運動:腹筋:20回×3セット 腕立て伏せ:20回×3セット

夜おもいっきり食べたわりに、体重は記録更新。
が、明日の打ち上げで銀座の焼き肉屋を予約したので、がっつり食べて元の体重に戻る予定。