基礎分析勉強会
去る、2月20日(土)、月島にてトレードスクールOB生と基礎分析勉強会を開催しました。十数名の参加者がいましたので、ひとり15分の持ち時間で、各自の視点で分析結果を発表しあいました。
まず、面白かったのはロレックス時計の価格とスイスフランとの関係性の分析でした。そういえば、私は実体のある商品と相場との関係を分析したことがなかったので、その視点が非常に新鮮でした。
実際にはロレックス時計をカラ売るということはなかなか難しいのでサヤ取りは困難ですが、それに関連する話をその後の飲み会で別の生徒から聞くことができました。その方はイギリスからある商品の輸入販売をしているネットビジネスの成功者なのですが、タイミングを見計らってポンドを買っているとのことでした。
それにより、為替変動リスクのヘッジを行うと共に、うまくやれば税の繰り延べ効果も図れるといううまいポジションが取れるとのことでした。商社などでは昔から行われている手法ですが、今は個人でも同じことができる環境が整っていますし、ネットビジネスという激しい競争の中で生き残っていくには、人と違う視点の優位性があることが大事なのだと思いました。
次に、王道ですがオプションの検証結果を見せてくれた方の話も参考になりました。オプションデータは検証がなかなか面倒なので、私はそれほどやっていないのですが、逆にいえば、それをやること自体が優位性を生むことにつながるのだと思います。
私はというと、以前特別講師としてお招きした新田さんと話していたときにヒントをいただいた”持株会システム”というのを検証してみました。私のアイデアではないので詳細は伏せますが、ひと工夫してみることで結構面白い結果が出てきました。
その他、直接的に使えそうな分析結果を惜しげもなく見せてくれた生徒もいましたし、そうでなくても、つたない技術ながら自分なりに考えた分析の視点というものは、多くの示唆を与えてくれます。どうしても一人でこもりがちなシステムトレードですが、仲間を楽しく視点共有を行うことで、もう一踏ん張り頑張ろうという気になるものですね。
では、また企画を考えて一緒に勉強しましょう!