八講 特別講師による講演
第八講はお馴染みの特別講師の講演を執り行いました。今回の講師である新田ヒカルさんは、以前都霊田さんの紹介で知り合い、非常にクレバーな方だなという印象を受けました。そこで是非トレードスクールでお話いただきたいと、二期のアシスタントと一緒に誠意を持ってお願いしたところ、快くOKしていただいた経緯があります。
当日はスクール生とOB生、それと私の知人合わせて20名の受講生が集まりました。今回の受講生は全員それなりにシストレの知識と経験がありますので、事前の打ち合わせでそのターゲットの特性を新田さんに伝えておきました。
というのも、新田さんがトレードについて話す場面というのは、証券会社のセミナーや雑誌の対談など、どちらかというと初心者向けのもの主で、したがって誰にでもわかりやすい平易な内容や語り口にならざるを得ないという事情があります。
僭越ながら、このクローズドの講演は、その一歩先の内容や大人数のセミナーでは語れないような本音の話を聞けるのがの売りでもありますので、事前に多少の不安があったのも事実です。
しかし、今回の講演は我々が想像していた以上の内容となり、受講者全員が身を乗り出して、一言も聞き逃すまいという姿勢を引き出していただきました。詳細は語れませんが、トレードリテラシーの違うふたりの対話を軸にストーリーを展開し、その真意をひとつひとつ紐解いていくという手法も、プレゼンを仕事としている私からみても非常に学ぶべきところでした。
それと、どんどん質問してくださいということで、”これは聞くとまずいかな?”という踏み込んだ質問に対しても、一度も拒否されたり言葉が詰まったりということがなく、的を得た明快な答えをいただけました。逆に質問する内容も浮かばないほどレベルの高い話もあったりと、久々にトレードの世界で頭をガツンと打たれる一日でした。
その後はお決まりの親睦会です。時間を区切って新田さんのテーブルを3交代制で入れ替え、生徒たちが直に話を聞く場面を設けました。とはいえ、宗教や哲学などトレードとは関係のない内容で盛り上がっていたような・・。
新田さん、今回の講演を快諾いただきありがとうございました。今後ともよきご縁をいただくと共に、我々で力になれることがあれば何なりと協力させてて頂きます。