二講 データと情報/認識のゆがみ/因果と相関|トレードスクール第一期

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二講 データと情報/認識のゆがみ/因果と相関

今回はエクセル基礎の予定を、受講者のエクセルスキルの高さを鑑みて変更した講義となりました。

 

しかし、資料を作り講義を行うにつれ、これは必須の授業だったなぁと思い返すことひとしおでした。なぜテクニカル分析を用いないのか、そのことに対して”データと情報”の観点から落とし込んでいく流れ、また、例外的にテクニカル分析を用いていい場面をお話しました。

 

”認識のゆがみ”では我々が日々、いかにゆがんだ情報を浴び続けているのかを理解し、フィッシャーブラックパズルの実践により、無知であることは不利なポジションを常に持たされ続けていることを実感してもらいました。

 

加えて”因果と相関”では、因果関係を自分なりに確信するための方法論をレクチャー。時間がなかったので宿題としたパス図の描画では、”バレーのスパイク決定数が多いチームは弱い”などの因果律を来週冒頭でお話しましょう。

 

さて、来週は恵比寿のパソコンルームに移って「先物取引とは/確率的思考法」の講義と実際に確率的思考法を鍛えるトレーニングを行います。また、授業の後、凄腕の現役先物トレーダーとの会食も予定しておりますので、貪欲に質問して知識の吸収と共に目指すべき指針を各自獲得してくださいね。

 

【授業内容アウトライン】

 ■データと情報

  ・定義

  ・データの種類

  ・知識発見までのプロセスと情報劣化

 ■認識のゆがみ

  ・同一データ異認識

  ・平均値と中央値

  ・印象操作

  ・予備知識の差

  ・サンクトペテルブルクの賭け

  ・フィッシャーブラックパズル(実践)

  ・エルスバーグパラドックス

  ・心理的効用関数

 ■因果と相関

  ・直接的因果関係といえるための条件

  ・パス図

  ・常識を疑う(パス図描画)

 ■宿題

  ・手書きチャート

  ・課題図書1冊(授業で教えた要点整理法にのっとって読む)

  ・パス図の描画

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