06.銘柄の考察(1/2)
先週、多数の銘柄に変数をひもづけて判別分析でもやろうかと思ったのですが、手でデータをひとつひとつ作成していく必要があり、途中で気持ちが折れてしまいました。
それだけの事を時間をかけて分析するモチベーションを得るために、とりあえず儲かりそうな雰囲気を感じたいと思い、一部の銘柄を掘り下げて考察してみる事にします。(すんません・・。)

とりあえず、夕凪さんの本にあるように、女性好みのセクターということで、食料品の銘柄を見ていきます。3月末権利確定の銘柄のうち、流動性を考えて東証一部に絞っています。
利回りの計算は、直近5回の権利付き最終日の27日前の終値に購入して権利付き最終日にの終値に売ったものを平均しました。
パフォーマンスのいいものとしては、日本ハム、それと東洋水産です。悪い方でフジッコとハウス食品で比較してみます。
優待による違いがあるのかと思い各々調べてみました。
・日本ハム :3,000円相当自社製品(1,000株)
・東洋水産 :3,000円相当自社製品(1,000株)
・フジッコ :3,000円相当自社製品(1,000株)
・ハウス食品:1,000円相当自社製品(100株)
これだけだとなんともいえません。そこで評価する視点として必要と思われるものを洗い出します。
@優待を得るために必要な資金
→個人の場合、あまり高額な株は資金的にも心理的にも買いづらい
A優待の利回り
→同じ資金であれば、利回りの高いものの方が買われやすい
B優待の中身
→身近で実用性が高いものの方が効用が高いか?
→企業、商品ブランドの認知、信頼の高い商品の方が価値を高く見る?
では直近の権利付き最終日のデータで@とAを調べてみると、
・日本ハム:1,051,000円(0.29%)
・東洋水産:1,178,000円(0.25%)
・フジッコ:2,389,000円(0.13%)
・ハウス食品:128,500円(0.78%)
とりあえず、フジッコは魅力が薄そうです。